京都市伏見区にて築25年スレート屋根をスーパーガルテクトにてカバー工法
2024/10/02
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
伏見区の築25年のご自宅の屋根が古びてきた、特にアンテナの錆が流れるように伝っているのが見栄えも悪くて気になるというご相談をいただきました。
現地に伺って屋根の調査を行ったところ、アンテナのワイヤーが通常はステンレスですが鉄製のため、錆びてしまい、その錆が屋根を伝って流れていました。
屋根そのものも築25年のスレート屋根で、そろそろ耐用年数が近づいており全体の劣化が進行いましたのでカバー工法をご提案しました。
樋に苔や土が溜まっていたので一緒に樋の清掃も行っています。
また、錆の原因になっていたアンテナのワイヤーを鉄からステンレスに交換いたしました。
施工内容
施工前の様子
こちらが施工前の築25年のスレート屋根の様子です。
お客様が気にされていたように、鉄製のワイヤーが錆びて、その錆が屋根を流れています。
屋根そのものも、白くなっている部分は塗装が劣化して剥がれてしまっており、防水機能がほとんどなくなってしまっています。
そのため、黒いカビが生えている状態です。
スレート屋根は、8~20%の吸水性があり、初期に行われる塗装によって撥水性や防水性を付与されています。
この塗装が劣化してしまうと、スレートそのものが水を吸って、苔やカビが生えたり、ひび割れの原因となってしまいます。
スレート屋根の補修方法には屋根塗装やカバー工法などがありますが、スレート屋根の耐用年数が20~25年ですので、築25年と状態を考慮すると、塗装よりもカバー工法を行った方が後々のメンテナンスのコストを抑えることができます。
ルーフィングの施工
今回カバー工法を行いますので、上からルーフィングを張っていきます。
使用したのは「エコルーフ」で通気性の高いルーフィングシートです。
カバー工法では屋根材だけではなく、屋根の下で水を弾いて排水するルーフィングシートも新しくすることができるので屋根全体の防水性が向上します。
スーパーガルテクト葺き
ルーフィングシートを施工しましたら、上から新しい屋根材を葺いてきます。
使用したのは弊社おすすめの屋根材、「スーパーガルテクト」です。
スーパーガルテクトは金属屋根で、スレート屋根よりもかなり軽量な屋根材です。そのため、屋根が二重になるカバー工法でよく使用されています。
重い屋根材を載せてしまうと屋根の重量が増して耐震性が低下しまいます。
お色はシェイドチャコールです。
棟の施工・換気棟新規取り付け
最後に棟の施工を行います。
棟を固定する貫には樹脂木を使用し、スーパーガルテクトのメーカー仕様の棟を取り付けます。
そして今回新しく換気棟の取り付けも行いました。
換気棟は暖かい空気は上昇するという性質を利用して、屋根から湿気を排出して換気を行うことで、夏の暑さの緩和や、小屋裏の湿気対策になります。
▷参考記事:屋根の「換気棟」とは?役割やメリット・デメリットを解説
樋の清掃
樋の清掃も行っています。
樋は落ち葉や苔、土などが溜まると詰まってしまい、雨水のオーバーフローなどの不具合を起こします。そうなると雨水が外壁にかかってしまい、外壁が早く傷んで雨漏りの原因にもなってしまいます。
▷参考記事:雨樋のオーバーフローは放置しないで!住宅に及ぼす危険性を解説
施工後
こちらが施工後の様子です。
最後に雑巾がけを行って足跡をきれいに拭いてお客様に引き渡し致します。
(雨で流れるからと意外とされていないところも多いです)
施工担当者より
この度は山口板金にご依頼いただき誠にありがとうございました。
屋根のメンテナンスは、住宅の寿命と快適性を左右する重要な要素です。
特にスレート屋根の場合、定期的な塗装などのメンテナンスが欠かせません。どんなメンテナンスが必要かは、屋根の状態によるため、専門家の判断が必要となります。
山口板金では、お客様のご希望を伺った上で、最適な工事をご提案いたします。
適切なメンテナンスは、将来の修理費用を抑え、屋根の寿命を延ばすために必要不可欠です。
定期的な点検と専門家のアドバイスを受けることで、安全安心な住環境を守ることができます。
屋根の点検は無料で行っていますので、どうぞお気軽にご相談ください。
京都でのカバー工法などの屋根修理は山口板金にお任せ下さい!
現場住所 | 京都市伏見区 |
---|---|
施工内容 | 屋根カバー工法、樋の清掃、アンテナワイヤー交換 |
築年数 | 築25年 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |
施工期間 | 2日 |
使用屋根材1 | スーパーガルテクト(シェイドチャコール) |
使用屋根材2 | 屋根下葺き材:エコルーフ |
工事金額 | 70万円 |