京都市山科区にて屋根カバー工法
2022/12/23
京都市山科区にて屋根カバー工法を行いました。
屋根カバー工法は、既存屋根の上から新しい屋根材を被せる工法です。
この時、新しく被せる屋根材はスレートなどではなく金属屋根である場合がほとんどです。
実際、山口板金の過去の施工実績をご覧いただいても、カバー工法に採用している屋根材のほぼすべてがスーパーガルテクトなどの軽量な金属屋根です。
なぜカバー工法では金属屋根が採用されるのか、これには理由があります。
カバー工法に金属屋根が使われる理由は、住まいの耐震性にあります。
建物の屋根は、軽ければ軽いほど耐震性に有利だとされています。
屋根が重たくなるほど建物の重心が高くなり、地震の際に発生した揺れの影響がより強くなり、建物の壁や柱などの筐体に強い負荷がかかってしまうのです。
そのため、屋根の中では瓦屋根が最も耐震性が低くなっており、近年では軽量化を目的とした瓦屋根からの葺き替え工事も人気です。
瓦屋根の外観を変えたくないという方には、見た目は瓦と全く同じでありながら軽量な軽量瓦も販売されています。
もちろん瓦屋根であっても元々耐震設計が施されている建物や、耐震補強工事が施されている建物では、大きな地震が発生しても十分な耐えてくれるでしょう。
しかし、建物にかかる負荷を考慮すると、屋根は軽ければ軽いに越したことはありません。
カバー工法を行うと、屋根は既存屋根材と新しい屋根材の二重構造になります。
つまり、どうしても元々の屋根より重量が増してしまうのです。
例えば、元々の屋根の重量が10だとして、新しい屋根の重量が5だとすれば施工後に屋根の重量は15になります。
しかし、新しい屋根材に重量が1しかない軽量な金属屋根を採用すれば、施工後の重量は11となり、他の屋根材より重量の増加を抑え、耐震性を確保できるという訳です。
カバー工法や屋根軽量化工事には、軽量な金属屋根は切っても切れない関係にあります。
そして金属屋根、金属屋根の施工に伴う板金工事は山口板金が最も得意とする工事です。
京都でのカバー工法、屋根軽量化工事は山口板金にお任せください!