京都市伏見区でカラーベスト屋根へのカバー工法(スーパーガルテクト葺き)
2022/09/13
先日、京都市伏見区でカラーベスト屋根へのカバー工法(スーパーガルテクト葺き)を行いました。
こちらが施工前の様子です。
今回の既存屋根はカラーベスト屋根になります。
屋根修理業者によって呼び名が変わるため、お客様にとっては非常に紛らわしいのですが、「スレート」「コロニアル」「カラーベスト」はすべて同じ屋根材です。
セメントを素材として、約5mmの厚さで繊維にセメントを含浸させ固めて作られた屋根材を化粧スレート、略してスレートといいます。
そのスレートの中で、カラーベストはケイミュー社が製造・販売しているスレートのシリーズ名です。
さらに、そのカラーベストの中の個々の商品名がコロニアルになります。
「同じ屋根材と言っても、メーカーが変われば違う商品じゃないの?」と思われるかもしれません。
しかし、現在は住宅用のスレートはほとんどがケイミュー社製のものとなります。
以前は複数のメーカーが製造をしていましたが撤退や合併の結果、現在ではケイミュー社だけが残るカタチとなりました。
そのため、スレート屋根材=ケイミュー社製と言っても差し支えなく、「スレート」「コロニアル」「カラーベスト」はすべて同じ屋根材と言ってしまっても問題ない訳ですね。
業者によって自社が取り扱っている商品であったり習慣から好きな名称で呼んでいますが、どれも同じ屋根材を指しているので覚えておいていただくと良いかもしれません。
このスレートですが、比較的導入コストが安く、また施工できる業者が多いため、新築住宅などでは非常に多く採用される屋根材です。
しかし、初期コストを抑えられる反面、スレート屋根の素材自体には雨水を防ぐ「防水性」がないため、定期的な塗装によるメンテナンスを必要とします。
また、ひび割れしやすく、切れ込みが入っているなど少し凝ったデザインのものはさらに割れやすいというデメリットもあります。
およそ10年に一度の周期で塗装が必要となりますが、後々のメンテナンス費用などを考慮すると、今回のように耐久性・防水性の高い屋根材へと葺き替えてあげると、屋根にかけるトータルコストを抑えられる場合もあります。
葺き替えやカバー工法をご検討中の方でも、それが本当に適正なリフォーム工事なのかを判断するにはまずは綿密な屋根診断・点検が必要となります。
屋根のリフォームをご検討中の方は、ぜひ山口板金にお気軽にご相談ください。
今回はカバー工法となりますので、既存スレート屋根の上にルーフィングを敷いていきます。
ルーフィングを敷き終えれば、山口板金でもおすすめさせていただいている屋根材「スーパーガルテクト」を葺いて完工となります。
屋根修理や屋根リフォームは、もちろん屋根の機能回復を目的として行われますが、今後のメンテナンス・修理費用を考慮して行われることもあります。
今回のように、都度塗装が必要になるスレート屋根を非常に高い耐久性・防水性を持つスーパーガルテクトに葺き替えることで、以後の塗装によるメンテナンス費用を抑えることができます。
また、雨漏りが発生している屋根に対して部分的な補修を行っても、すぐに別の場所から雨漏りが発生するケースが多いです。
そこで一気に屋根を葺き替えることによって、細かに何度も発生する修理費用を抑えることができる訳ですね。
このように、一度限りの工事費用で見ると高額に思われる工事でも、後々のトータルコストを考慮すれば出費を抑えることができる場合もあるのです。
京都で屋根修理や屋根リフォームをご検討中の方は、ぜひ山口板金にお任せください!