京都市右京区にて築100年の瓦屋根の雨漏り修理
2020/01/20
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
京都市右京区のお客さまから、台風の被害で瓦が破損して雨漏りしているというご相談をいただきました。
築約100年土葺きの瓦屋根が全体的に劣化していたため葺き替え工事をご提案しました。
地震のことを考えると不安だからもっと軽い屋根にしたいというご希望とご予算の関係でガルバリウム鋼板による立平葺きを行いました。
先日京都市右京区にて行った雨漏り修理(瓦屋根の葺き替え工事)の様子をご紹介します。
施工の様子
施工前
こちらが施工前の様子です。
築100年のお家ということで高い耐久性の瓦ががんばっていましたが、台風によって破損や飛散してしまい、雨漏りを起こしていました。
全体に劣化がみられるため瓦全体を取り換える葺き替え工事を行います。
既存の瓦と土の撤去
まずは既存の瓦を撤去していきます。
土葺きの昔ながらの屋根なので、大量の土がでるため、瓦と一緒にすこしずつ下に下ろして撤去していきます。
横桟も撤去して土埃などをきれいに取り除きます。
そして雨もりから守るルーフィングを隙間ができないように少しずつ重ねて張っていきます。
屋根材を施工
その上から屋根材を施工します。
今回はガルバリウム鋼板による立平葺きを行いました。
立平葺きは屋根の傾斜が緩やかでも雨漏りしにくいなど、様々のメリットがあります。
またガルバリウム鋼板は軽くて耐久性の高い素材です。
施工後の様子
そして下記が施工後の様子です。
清掃前なので、少し足跡の汚れが見受けられますが、最後にきっちりと清掃させて頂き完工となりました。
工事によって改善された点・期待できる効果
雨漏りを起こしていた古い瓦屋根を葺き替えることで、雨漏りが止まりました。
古い瓦屋根では土葺きという下に土を敷いてその上に瓦を施工しており、この土が雨を吸って自然に乾燥するという仕組みになっています。
年数が経つとこの土が流出してしまい、雨を防ぐものがなくなってしまい雨漏りしやすくなります。
瓦は長持ちする丈夫な屋根材ですが、築年数が古くなってくると雨漏りリスクが高まります。
また今回お客様は屋根の重さを気にされていましたが、今回瓦屋根からガルバリウム鋼板の立平葺きに葺き替えることで屋根が軽量化され、耐震機能が向上しています。
瓦屋根は1㎡あたり約50㎏(土葺き屋根の場合は約60㎏/㎡)なのに対して、ガルバリウム鋼板屋根は約5㎏/㎡になり大幅に軽量化が可能です。
屋根が軽いとその分建物への負荷が減り、重心が低くなるため地震の際に揺れも軽減できます。
〇参考サイト
屋根の軽量化は何故必要? 行政が推進する理由とは?
施工担当者より
この度は山口板金にご依頼いただきありがとうございました。
お客様にも予算内で希望の工事ができ、屋根が軽くなって安心したとお喜びいただけました。
京都の風情にうってつけの瓦屋根は、耐久性に優れた屋根材ですが、重量があるのが難点です。
軽い金属屋根に葺き替えることで屋根の耐震性を向上できます。
山口板金ではお客様のご希望や環境によって最適なご提案をさせて頂きます。
京都で瓦屋根の葺き替えや屋根の軽量化をお考えの方は是非一度ご相談ください。
現場住所 | 京都市右京区 |
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施工内容 | 瓦屋根葺き替え工事 |
築年数 | 約100年 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |