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京都と言えば瓦屋根?瓦屋根の特徴やメリット・デメリットを解説

2021/12/31

近年ではガルバリウムなど軽量で耐久性の高い屋根材が屋根リフォームの際には人気がありますが、ここ京都ではまだまだ瓦屋根の建物も多いです。
古い建物が多い京都ならではの光景ですし、古風な建物にはやはり瓦が似合うので、歴史の古い京都ならではと言えるでしょう。
京都の方ならほぼ毎日に目にしているといっても過言ではない瓦屋根ですが、そもそも瓦とはどういった屋根材でどんなメリット・デメリットがあるのでしょう。
ここでは、京都の原風景とも言える瓦屋根について解説します。

京都と言えば瓦屋根?瓦屋根の特徴やメリット・デメリットを解説

そもそも瓦ってどういう屋根材なの?特徴や種類、歴史について

瓦とは、粘土を一定の形に形成し窯で焼いた陶器の一種です。
ですので、他の陶器製品である壺などを想像してもらうとわかりやすいですが、非常に重量があり落とすと割れてしまいます。
瓦は日本の建築物においては非常に古い歴史があり、同時に伝統的な屋根材で、近年では素材が粘土以外にスレート、セメント、金属などで作られた瓦も販売されていますが、基本的には上述のように粘土で作られたものを指す場合が多いです。
素材による種類を見てみると、粘土瓦、セメント瓦、厚形スレート瓦、金属瓦、石瓦、ガラス瓦と様々です。

瓦の語源には諸説あり、現在でも正確な説はわかっていませんが、サンスクリット語の「カパラ(覆う・頭蓋骨)」から「かわら」になったという説、屋根の皮(かわ)から「かわら」になったという説、甲冑の古い呼び名である「かはら」が基になったという説など、様々な説があります。

また、一口に瓦と言っても、釉薬(ゆうやく)を使うか使わないかでその種類が分別されます。
ちなみに釉薬とは、陶磁器の表面に光沢を出したり、陶器に液体が染み込むのを防ぐために陶磁の表面を覆うガラス質の部分を形成するための「うわぐすり」です。
釉薬を使う瓦が「釉薬瓦」、使わない瓦が「いぶし瓦、無釉瓦」となります。

さらに産地によっても分類され、和瓦(日本)、スパニッシュ瓦(スペイン)、フランス瓦(フランス)などがあり、同じ日本国内でも生産地によって分類され、神崎瓦・淡路瓦(兵庫県)、三州瓦(愛知県)、石州瓦(島根)などその種類は数多く存在するのです。

瓦はまさにその土地に根付いた歴史と特徴を持った、古くから建材として愛されてきた屋根材ということがわかりますね。

瓦のメリット・デメリットについて

前項のように、ここ日本でも古くから建物建材として使われてきた瓦ですが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
特に現在屋根リフォームをご検討中の方は、瓦の良い点・悪い点を知っておくことは大切です。
ここでは、数多く存在する瓦の種類の中でも、京都でまだまだ多く目にする和瓦について見ていきましょう。

瓦のメリット

瓦の一番のメリットは、塗装などのメンテナンスが不要で、他のどんな屋根材よりも高い耐久性を誇るという点でしょう。
スレート屋根など主成分がセメントで形成されている屋根材と違い、瓦は雨水が染み込むことが無いので、定期的に屋根塗装をして防水してあげる必要がありません。
さらに、前項で「落ちると割れる」とお伝えしましたが、それはあくまでも台風の際の強風で飛ばされたり、飛来物によって割れてしまったりという特別なケースであり、通常使用の中では他の屋根材と比べても圧倒的に長い耐用年数を持っています。
一般的に瓦の耐用年数は50年程度とされており、しっかりメンテナンスを行ってあげれば、半永久的に使えるとされています。
もし強風や飛来物によって破損が起こっても、一部差し替えて対応が可能です。

また、断熱性に優れているので夏の暑さや冬の寒さといった外気に強く、年中を通して快適に過ごすことができるでしょう。
さらに、遮音性に優れているので、スレート屋根や金属屋根と比べても雨音が聞こえにくいというメリットがあります。

そして、やはり瓦だけが持ちうる重厚感のあるデザインは、他の屋根材に無いメリットと言えます。
和風の建物にはやはり瓦が似合いますし、それこそがここ京都では今でも愛される屋根材として使われている理由の一つでしょう。

瓦のデメリット

お客様にとっては、初期費用が他の屋根材と比べて高額になるのが一番のデメリットとなるでしょう。
屋根材一枚ごとの材料費や施工費用を見ても他の屋根材より高く、新築の際に「初期費用はできるだけ抑えたい」とお考えの方にはあまりおすすめできない屋根材と言えます。

また阪神大震災以降、建物の耐震性について注目が集まっていますが、瓦は屋根材としては耐震性が決して高くありません。
その理由は瓦の重量にあり、1㎡あたりの重量はスレート屋根の2倍程度になります。
重たい屋根材を使った屋根は屋根全体が重たくなってしまい、地震の際の揺れの影響を受けやすくなってしまうのです。
そのため、屋根リフォームにおいて葺き替えでスレート屋根や金属屋根から瓦屋根に変更することは基本的にできません。
一方、瓦屋根からスレート屋根や金属屋根への葺き替えといった屋根リフォームは近年人気が高いです。
いずれにしても、耐震性にはこだわりたい方は瓦はおすすめできません。

瓦をメンテナンスすべきタイミングについて

前項の「瓦のメリット」でもお伝えしたように、基本的に瓦はメンテナンスの必要がありません。
そのため、「新築時から一切何もしなくていい」と考える方も多くいらっしゃいます。
たしかに瓦自体は半永久的に使える屋根材ですが、その瓦周辺の漆喰や防水シートは劣化が進行します。
以下のような劣化が見つかった場合は、瓦屋根と言えどもメンテナンスの必要があるのでぜひ覚えておいてください。

瓦の割れ・ずれ

地震や台風など大きな自然災害の後には、瓦の割れやずれが発生する場合があります。
割れを放置するとその箇所から雨水が内部へ侵入し、雨漏りの原因ともなりかねません。
また、ずれを長期間放置すると屋根全体へとずれが波及し、瓦の落下や崩落にも繋がりかねません。
瓦に割れやずれが見つかった場合は、被害が小さいな内に早めに対処するようにしましょう。

漆喰の劣化・崩れ

瓦は漆喰によって固定されていますが、漆喰は長くても20年程度で崩れたりと劣化が始まります。
特に棟瓦に使用されている漆喰に劣化が起こると、棟瓦がずれたり崩れてしまったりする恐れがあります。
どれだけ瓦は丈夫でも漆喰は経年劣化が起こるものですので、およそ10年ごとに点検や漆喰の詰め直しを行うことがおすすめです。

防水シート(防水紙)の劣化

瓦の下には防水シート(防水紙)が敷かれていますが、こちらも漆喰同様に経年劣化が進行します。
防水シートが劣化すると、瓦で受け止めきれず内部へと入り込んだ雨水を防ぐことができなくなり、雨漏りの原因となります。
漆喰とは違い屋根内部の修繕となるので20~25年程度で葺き直し、あるいは葺き替えを検討されるのが良いでしょう。

瓦屋根のメンテナンスや点検の必要性について詳しくは下記記事もご覧ください。

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