京都市下京区にて和瓦からROOGA雅への屋根葺き替え工事
2022/10/26
先日、京都市下京区で和瓦からROOGA雅への屋根葺き替え工事を行いました。
こちらが施工前の様子です。
写真の通り、瓦表面にヒビや欠けが起こっており、部分的に瓦の色も変わってしまっている状態でした。
京都と言えば瓦屋根と言えるほど、京都の街中では多く見かける瓦屋根ですが、皆様もご存知のように瓦は非常に耐久性が高い屋根材です。
しかし、いくら耐久性が高く半永久的に使用できる屋根材といっても、屋根全体で見ると定期的なメンテナンスが不要という意味ではありません。
瓦を固定している漆喰の寿命は15〜20年ですし、瓦の下に敷いてある防水シート(古い瓦屋根の場合は葺き土)や屋根下地も瓦より先に寿命を迎えます。
漆喰が劣化すれば瓦を固定するものが無くなるため、台風など強風時に飛ばされたり地上に瓦が落ちてきたりするので非常に危険です。
そして、屋根表面の瓦が飛ばされたり、ヒビや欠けが起こっていれば、より防水シートや屋根下地の劣化を進めてしまい、結果的に建物全体の寿命を縮めてしまうでしょう。
「瓦屋根だし大丈夫だろう」と油断せず、10〜15年に一度は屋根診断・点検を行うようにしましょう。
欠けや破損が起こっていても瓦の差し替えだけで済む場合もありますし、そうした細かなメンテナンスが屋根の寿命を延ばすことにつながります。
今回は、こちらの既存瓦をすべて撤去し、ROOGA雅へと葺き替え工事を行いました。
ROOGA(ルーガ)雅は、ケイミューという会社が製造・販売している軽量瓦屋根で、近年リフォーム・新築問わず非常に採用事例の多い人気の屋根材です。
一番の特徴はやはりその軽さで、一般的な粘土瓦と比べると重量は半分以下になっており、瓦のデメリットである耐震性の悪さをしっかりカバーしています。
また、瓦は粘土を高温で焼き上げたいわゆる陶器のような素材であり塗装は不要ですが、ROOGA雅はトップコーティングされているので紫外線に強く、汚れもつきにくくなっています。
さらに、強風に耐える強さを持った独自の釘止め施工法、国土交通省の認定を受けた防火性能、非常に高い断熱性能といったメリットも多く持っています。
瓦から瓦への葺き替えをご検討中の方には、ぜひおすすめしたい屋根材です。
金属屋根、屋根板金の施工を得意としている山口板金ですが、今回のような瓦屋根の葺き替え工事にももちろん対応可能です。
京都で瓦屋根の葺き替えをご検討中の方は、ぜひお気軽に山口板金にお問い合わせください!