屋根工事の工期はどれくらい?工程の流れと日数の目安を専門店が解説
2026/06/17
「屋根工事を依頼したいけど、どのくらい日数がかかるの?」「工事中は家に住めるの?生活への影響が心配」と不安に思っている方は多いのではないでしょうか。
屋根工事は、種類や規模・天候によって工期が大きく変わります。事前に把握していないと生活スケジュールが立てにくく、「思っていたより長かった」「何をしているかよくわからなかった」という声も少なくありません。依頼する側としては、見通しを持っておくだけで安心感がずいぶん違います。
この記事では、工事の種類別の工期の目安、工程の流れ、工期に影響する要因、そして工事中の生活への影響と事前準備についてを丁寧に解説します。
読み終えたあとには「どの工事がどのくらいかかるか」「工事前に何を準備すればいいか」がわかるよう、専門店の目線でお伝えします。
屋根工事の工期、まず全体像を把握しよう
「工事の種類によって工期はどのくらい違うの?」という疑問から始めましょう。屋根工事にはいくつかの種類があり、それぞれ工期の目安が異なります。まずは全体像をざっくりと把握しておくことが大切です。
工事の種類と工期の目安
屋根工事の工期は、工事の種類によって大きく異なります。まずは種類ごとの目安を確認しておきましょう。
部分補修(漆喰の詰め直し・板金交換・コーキング打ち直しなど)
工期の目安:1〜3日程度
傷んでいる箇所のみを補修する工事です。足場が不要な場合も多く、比較的短期間で対処できます。複数箇所の補修が重なる場合や足場が必要な高さでは、日数が増えることがあります。
屋根塗装
工期の目安:1〜2週間程度(足場設置・解体含む)
塗料の乾燥時間が必要なため、工程が複数日にわたります。雨天が続くと乾燥待ちで工期が延びやすく、天候に左右されやすい工事でもあります。
カバー工法(重ね葺き)
工期の目安:1〜2週間程度(足場設置・解体含む)
既存の屋根材を撤去しない分、葺き替えより工期が短くなる傾向があります。ただし施工前に下地の状態を確認し、問題が見つかった場合は追加工程が発生することがあります。
葺き替え工事
工期の目安:2〜3週間程度(足場設置・解体含む)
屋根工事の中で最も工程が多く、工期も長くなります。下地(野地板)の腐食が広範囲に及んでいた場合は、さらに日数がかかることがあります。
いずれもあくまで目安であり、屋根の規模・形状・下地の状態によって変わります。工期に影響する要因については、後述のセクションで詳しく整理します。
工期は「屋根の上にいる日数」だけではない
工期を考えるうえで、もうひとつ知っておいてほしいことがあります。それは、工期には屋根の上で作業する日数だけでなく、足場の設置・解体・養生・後片付けの日数も含まれるという点です。
たとえば葺き替え工事の場合、職人が実際に屋根の上で作業しているのは5〜7日程度でも、足場の設置と解体にそれぞれ1日ずつかかることがあります。さらに、工事前の養生や工事後の清掃・確認作業の時間も加わります。
「工事は数日で終わると聞いていたのに、足場が2週間以上残っていた」という戸惑いを防ぐためにも、「職人が作業する日数」と「足場が設置されている総期間」は別に確認しておくことをおすすめします。
工事の種類別・工程と工期の流れ
工事の種類ごとに、具体的な工程の流れと日数の目安を見ていきましょう。「自分の家はどのケースに当てはまるか」を意識しながら読んでみてください。
部分補修の工程と工期
漆喰の詰め直し・棟板金の部分交換・コーキングの打ち直しなど、傷んでいる箇所のみを補修する工事です。
工程の流れは、現地確認・材料の手配→養生・足元の安全確保→施工→清掃・仕上がり確認、という順番で進みます。
足場が必要ないケースも多く、1〜3日程度で完了することが多い工事です。ただし、複数箇所の補修が重なる場合や、足場が必要な高さの場合は日数が増えることがあります。
「小さな補修なら1日で終わる」というイメージを持っている方もいますが、材料の手配や乾燥時間が必要な場合もあるため、業者に事前に確認しておくと安心です。
屋根塗装の工程と工期
スレート屋根などの塗装による保護・美観回復を目的とした工事です。乾燥時間が必要なため、工程が複数日にわたります。
工程の流れは、足場設置→高圧洗浄→下地処理(ひびの補修・シーラー塗布)→下塗り→中塗り→上塗り→最終確認→足場解体、という順番が一般的です。
足場の設置・解体を含めた総工期は、1〜2週間程度が目安です。ただし、各工程のあいだに塗料を乾燥させる時間が必要なため、雨天が続くと工程が遅れやすいという特性があります。
梅雨の時期に塗装工事を依頼すると、乾燥待ちで工期が大幅に延びることもあります。塗装工事を検討している方は、天候の安定しやすい春や秋に依頼するのがおすすめです。
カバー工法(重ね葺き)の工程と工期
既存の屋根材の上から新しい屋根材を重ねて施工するカバー工法は、撤去作業がない分、葺き替えより工期が短くなる傾向があります。
工程の流れは、足場設置→既存屋根の清掃・部分補修→防水シート(ルーフィング)の敷設→新しい屋根材の施工→棟板金などの板金工事→最終確認→足場解体、という順番で進みます。
足場を含めた総工期は、1〜2週間程度が一般的な目安です。屋根の面積や使用する屋根材の種類によっても変わりますが、葺き替えと比べて工期が短く、廃材も少ないのが特徴です。
ただし、施工前に下地の状態を確認する必要があり、下地に問題が見つかった場合は追加工程が発生することがあります。
葺き替えの工程と工期
既存の屋根材をすべて撤去し、下地から新しく作り直す葺き替え工事は、屋根工事の中で最も工程が多く、工期も長くなります。
工程の流れは、足場設置→既存屋根材の撤去・廃材搬出→下地(野地板)の点検・補修または交換→防水シートの敷設→新しい屋根材の施工→棟板金などの板金工事→最終確認・清掃→足場解体、という順番で進みます。
足場を含めた総工期は、2〜3週間程度が目安です。ただし、下地の腐食が広範囲に及んでいた場合は野地板の全交換が必要になり、工期がさらに延びることがあります。
葺き替えは工程が多い分、事前調査で下地の状態を把握しておくことが工期の見通しを立てるために特に重要です。
工期に影響する5つの要因
「同じ工事でも、なぜ工期が変わるの?」という疑問に答えます。工期は複数の要因によって変わるため、事前に理解しておくと業者とのやり取りがスムーズになります。
屋根の規模と形状
屋根の面積が大きいほど、施工面積が増えて工期は長くなります。また、屋根の形状も工期に影響します。
切妻(きりづま)のようなシンプルな形状の屋根は工程が比較的少なくて済みますが、寄棟(よせむね)や入母屋(いりもや)のように谷が多く複雑な形状の屋根は、工程が増えて工期が長くなります。谷板金や棟板金の施工箇所が増えるため、板金工事の日数も多くなります。
ご自宅の屋根の形状を事前に業者に伝えておくと、より正確な工期の見通しを出してもらいやすくなります。
下地(野地板)の状態
葺き替えやカバー工法の工事中に、下地の野地板の腐食が予想以上に広がっていることが発覚した場合、補修・交換の追加工程が発生し、工期が延びます。
これは「工事を開けてみないとわからない」部分であり、どの業者も事前に完全には予測できません。だからこそ、事前のドローン調査や屋根上の点検で、できる限り下地の状態を把握しておくことが大切です。
追加工程が発生した場合は、業者から速やかに説明を受け、内容と費用に納得したうえで進めることが重要です。
天候・季節
屋根工事は屋外作業のため、天候の影響を強く受けます。雨天・強風時は安全確保のため作業を中断することがあり、特に塗装工事は乾燥時間が必要なため、雨が続くと工期が大幅に延びます。
季節によっても影響は異なります。梅雨時期(6〜7月)は降雨日が多く工期が延びやすく、冬(12〜2月)は気温の低下や凍結が施工に影響することがあります。天候の安定しやすい春(3〜5月)と秋(9〜11月)は、工期が計画通りに進みやすい時期です。
工事を急いでいない方は、依頼する時期を意識することで、工期の遅延リスクを減らせます。
足場の設置・解体日程
葺き替えやカバー工法・屋根塗装では、安全に作業を行うために足場の設置が必要です。足場の設置と解体にはそれぞれ半日〜1日程度かかり、この日数も工期に含まれます。
また、足場の手配状況によっては、工事の開始日が希望より遅れることもあります。特に繁忙期(春・秋)は足場業者が混み合いやすいため、早めに依頼・相談しておくことをおすすめします。
足場が設置されている期間中は、窓の開閉や外からの採光に影響が出ることがあります。この点も事前に確認しておくと安心です。
追加工事の発生
工事中に想定外の劣化や損傷が発覚した場合、追加工事が必要になり工期が延びることがあります。よくあるケースとしては、葺き替え中に下地の腐食が広がっていた、雨漏りの影響が予想より広範囲に及んでいた、などが挙げられます。
追加工事が発生した場合は、必ず施工前に内容・費用・追加日数の説明を受けることが大切です。説明なしに作業を進められることのないよう、契約前に「追加工事が発生した場合の対応方針」を業者と確認しておくことをおすすめします。
工事中の生活への影響と事前準備
「工事中は家に住めるの?」「騒音はどのくらい?」という生活上の不安も、依頼前に整理しておきたいところです。
工事中も基本的に住み続けられる
屋根工事中も、基本的には居住したまま施工することができます。引っ越しや仮住まいの手配は、通常必要ありません。
ただし、工事中にはいくつかの影響が出ることを理解しておく必要があります。作業中の騒音や振動は避けられません。特に既存屋根材の撤去工程や足場の設置・解体時は、大きな音が発生することがあります。
また、足場が設置されると窓からの採光が変わったり、窓の開閉に制限が出ることがあります。工事中は見知らぬ職人が敷地内に入ることにもなるため、貴重品の管理や窓の施錠には普段以上に注意してください。
事前に確認しておきたいこと
工事をスムーズに進め、生活への影響を最小限にするために、事前に確認・準備しておきたいことがいくつかあります。
まず、近隣への挨拶です。工事中の騒音や職人の出入りについて、事前に周囲のご近所さんへ伝えておくことが、トラブルを防ぐうえで大切です。業者が挨拶を行ってくれる場合もありますが、施主からも一声かけておくと安心です。
次に、駐車スペースの確保です。工事車両や廃材の搬出車両が必要になるため、駐車スペースを確保しておく必要があります。近隣の駐車場の使用が必要な場合は、事前に調整しておきましょう。
洗濯物は工事中に出る粉塵の影響を受けることがあるため、屋外への干し物は工事期間中は控えるか、室内で乾燥させることをおすすめします。
業者からの工程表をもらっておくことも重要です。どの日にどの工程が行われるかを把握しておくことで、騒音が大きい日や窓を閉めておく必要がある日を事前に知ることができます。
工事中に気になることが出たら遠慮なく相談を
工事が始まってから「思っていたのと違う」「この作業は何をしているの?」と感じることが出てきても、遠慮せずに担当者に確認してください。
自社施工の専門店であれば、見積もりから施工・アフターケアまで同じ担当者が一貫して対応できます。「誰に聞けばいいかわからない」という状況が生まれにくいのが、自社施工の大きなメリットのひとつです。
山口板金ではすべての工事を自社施工で行っており、工事中のご質問や気になる点には担当者が直接対応します。「小さなことで聞いていいのかな」と思わず、気になったことはいつでもご連絡ください。
工期を短くするために依頼側でできること
「できれば早めに工事を終わらせたい」という方に向けて、依頼側でできることをお伝えします。
事前調査をしっかり行う
工期の「想定外の延長」の多くは、工事中に発覚する下地の劣化や追加工事によるものです。工事前にドローン調査や屋根上の点検で現状をしっかり把握しておくことで、追加工程の可能性を事前に減らすことができます。
「開けてみたら想定より傷んでいた」という事態を減らすためにも、事前調査は工期管理の観点からも重要です。
山口板金では無料のドローン調査を行っており、工事前の状態確認にご活用いただけます。「まず現状を把握してから工事の計画を立てたい」という方も、気軽にご連絡ください。
天候の良い時期に依頼する
梅雨・台風シーズンを避けた時期に依頼することで、天候による工期の遅延リスクを大幅に減らせます。特に屋根塗装は乾燥時間が必要なため、天候の影響を受けやすい工事です。
春(3〜5月)と秋(9〜11月)は、天候が安定しやすく屋根工事に適した時期です。ただし、繁忙期は業者の予約が埋まりやすくなるため、早めに相談・予約を入れておくことをおすすめします。
冬の施工は気温の低下や凍結の影響を受けることがあるため、急ぎでない場合は避けた方が無難なケースもあります。
工事内容と工程を事前に確認しておく
依頼前に工事の流れ・各工程の日数目安・追加工事が発生した場合の対応方針を業者と共有しておくことで、工事中の認識のズレを防げます。
「工程表をもらっておく」という一手間が、工期の見通しを立てるうえで大きく役立ちます。工程表があれば、「今日は何の作業をしているのか」「あと何日で完了するのか」がわかり、生活の段取りもしやすくなります。
「工程表はありますか?」と依頼前に確認することは、信頼できる業者かどうかを見極める指標にもなります。
山口板金の工事の流れ
「実際に山口板金に頼むと、どんな流れになるの?」という疑問にお答えします。
お問い合わせから工事完了までの流れ
山口板金では、お問い合わせから工事完了・アフターケアまで、一貫した流れでご対応しています。
まずお問い合わせ・ご相談をいただきます。「気になることがある」「状態を確認したい」という段階でも歓迎しています。電話・メールどちらでもお気軽にご連絡ください。
次にドローン無料調査・現地確認を行います。ドローンによる空撮と現地での目視確認で、屋根の現状を正確に把握します。調査結果はお客様にわかりやすくご説明します。
確認した内容をもとにお見積もりを作成します。工事の内容・範囲・費用を明確にお伝えし、疑問点があれば納得いただけるまでご説明します。
ご納得いただけたら工事日程の調整を行います。お客様のご都合・生活スケジュールに合わせて、工事の開始日と工程の見通しをお伝えします。
施工は自社の職人による自社施工で行います。外注は行わず、山口板金の職人が責任を持って工事を進めます。工事中のご質問にも担当者が直接対応します。
工事完了後は仕上がりの確認と保証書の発行を行います。メーカー保証に加えて山口板金独自の保証書を発行し、工事後の不具合には無償で対応します。
まとめ
屋根工事の工期は、工事の種類・屋根の規模・下地の状態・天候によって変わります。目安として、部分補修は1〜3日、屋根塗装・カバー工法は足場含めて1〜2週間、葺き替えは2〜3週間程度をイメージしておくといいでしょう。
工期の見通しを正確に立てるためには、まず現状の屋根の状態を把握することが第一歩です。事前調査で下地の状態を確認し、業者から工程表をもらっておくことで、「想定外の延長」を減らせます。
山口板金ではドローンによる屋根の無料調査を行っており、工事の検討段階からご相談いただけます。お問い合わせから施工・保証書発行まで自社で一貫対応しており、工事中も担当者が直接ご対応します。「工期の見通しを知りたい」「まず状態を確認したい」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。

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