京都市下京区にて和瓦からROOGA雅への葺き替え工事
2022/10/26
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
下京区にお住まいのこちらのお客様から、瓦の状態が気になるのでそろそろ葺き替えを検討している、というご相談をホームページよりお問合せいただきました。
早速現地調査にうかがったところ、全体的に瓦が劣化しており、瓦の表面にヒビや欠けが発生し、部分的に瓦の色も変わってしまっている状態でした。
お客様からは屋根は軽くしたいというご希望があり、金属屋根をご提案させて頂きたいところでしたが、寺院の近隣住宅につき、景観条例で瓦もしくはルーガ雅(カラーもグレーなど目立たない色指定)しか変えられないとのことでした。
ですので、その中でも軽量瓦であるROOGA(ルーガ)雅にて施工させて頂く運びとなりました。
京都市下京区で和瓦からROOGA雅への屋根葺き替え工事の様子をご紹介いたします。
施工の様子
施工前
こちらが施工前の様子です。
瓦表面にヒビや欠けが起こっており、部分的に瓦の色も変色しています。
瓦屋根はとても上部な屋根材ですが永遠にもつものではありません。あまり劣化が進むと下に水が侵入して下地材の防水機能が劣化していると雨漏りに発展することもあります。
今回は、こちらの既存瓦をすべて撤去して葺き替え工事を行っていきます。
ROOGA雅の施工
瓦を撤去したあとに野地板の増し張り、防水シート、上から新しい屋根材を施工していきます。
今回使用したROOGA(ルーガ)雅は、ケイミューという会社が製造・販売している軽量瓦屋根で、近年リフォーム・新築問わず非常に採用事例の多い人気の屋根材です。
一番の特徴はやはりその軽さで、一般的な粘土瓦と比べると重量は半分以下。瓦のデメリットである耐震性の悪さをカバーしています。
また、瓦は粘土を高温で焼き上げたいわゆる陶器のような素材であり塗装は不要ですが、ROOGA雅はトップコーティングされているので紫外線に強く、汚れもつきにくくなっています。
さらに、強風に耐える強さを持った独自の釘止め施工法、国土交通省の認定を受けた防火性能、非常に高い断熱性能といったメリットも多く持っています。
瓦から瓦への葺き替えをご検討中の方には、ぜひおすすめしたい屋根材です。
完工
工事によって期待できる効果
劣化した瓦屋根からROOGAへ葺き替え工事を行ったことで、屋根全体の耐久性が向上し、屋根自体の重量も約半分になって軽量化しました。
屋根の重さが軽くなると建物にかかる負担も減り、地震の際に揺れも低減することが可能です。
▷参考記事:屋根の耐震リフォームにはどんな方法がある?
お客様へのお礼
今回は弊社へ工事をご依頼いただき誠にありがとうございました。
いつくか見積をとっていただいた中からお選びいただき感謝しております。
災害に優れたROOGAの性能が十分に発揮できるように隅々まで確実丁寧に施工をしております。
今後なにかご不安なことなどありましたらいつでもお気軽にご相談くださいませ。
屋根を長持ちさせるポイント
京都と言えば瓦屋根と言えるほど、京都の街中では多く見かける瓦屋根ですが、皆様もご存知のように瓦は非常に耐久性が高い屋根材です。
しかし、いくら耐久性が高く半永久的に使用できる屋根材といっても、屋根全体で見ると定期的なメンテナンスが不要という意味ではありません。
瓦を固定している漆喰の寿命は15〜20年ですし、瓦の下に敷いてある防水シート(古い瓦屋根の場合は葺き土)や屋根下地も瓦より先に寿命を迎えます。
漆喰が劣化すれば瓦を固定するものが無くなるため、台風など強風時に飛ばされたり地上に瓦が落ちてきたりするので非常に危険です。
そして、屋根表面の瓦が飛ばされたり、ヒビや欠けが起こっていれば、より防水シートや屋根下地の劣化を進めてしまい、結果的に建物全体の寿命を縮めてしまうでしょう。
「瓦屋根だし大丈夫だろう」と油断せず、10〜15年に一度は屋根診断・点検を行うようにしましょう。
欠けや破損が起こっていても瓦の差し替えだけで済む場合もありますし、そうした細かなメンテナンスが屋根の寿命を延ばすことにつながります。
金属屋根、屋根板金の施工を得意としている山口板金ですが、今回のような瓦屋根の葺き替え工事にももちろん対応可能です。
京都で瓦屋根の葺き替えをご検討中の方は、ぜひお気軽に山口板金にお問い合わせください!
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現場住所 | 京都市下京区 |
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施工内容 | 屋根葺き替え工事 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |
使用屋根材1 | ROOGA雅 |
工事金額 | 240万円 |