京都市北区にてスーパーガルテクトでのカバー工法
2022/09/11
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
京都市北区にてスーパーガルテクトでのカバー工法を行いました。ご依頼頂いたのは築25年程のスレート屋根のご住宅です。外から見ても分かるほど屋根が汚れており、雨漏りの心配もあるので一度見に来て欲しいとお問い合わせ頂きました。現地調査をさせて頂いたところ、苔やカビの繁殖が見受けられました。
また、塗膜の剥がれが見られる箇所をよく見ると、コケの上に前回の塗料が塗られていました。
前回塗装を行った業者が、高圧洗浄や下地調整、下塗りなどを行わず、一発仕上げの手抜き施工を行った可能性があります。
そのため、屋根の傷み具合を見るからに早い段階で塗膜が剥がれ、素地が長年吸水していたと考えられます。
塗装では吸水し脆くなった屋根材を回復することは出来ません。
葺き替え工事、カバー工法のそれぞれのお見積りをさせて頂きました。
ご予算の関係からカバー工法をお選び頂いたため、屋根材には耐久性、耐候性、遮熱性に優れた「アイジー工業のスーパーガルテクト」を選考させて頂き、カバー工法にて施工させて頂く運びとなりました。
※今回ご依頼頂いたお客様より、写真の掲載は一部だけにしていただきたいとご要望がありましたので、完工間近の写真のみ掲載させて頂きます。
ルーフィングの様子
ご覧頂いているのが、既存の屋根材の上にルーフィング(防水シート)を貼り付けた様子です。ルーフィングには防水機能が備わっており、屋根材から侵入した雨水が下地に染み込むのを防ぎます。カバー工法ではこの、ルーフィングを新調することが可能なため、雨漏りリスクを減らす工法としても非常に有効です。ですので、カバー工法は近年の屋根修理・屋根リフォームで非常に人気の工法です。
当サイトの他の施工実績、あるいは豆知識でもご紹介しているように、カバー工法には様々なメリットがあります。
中でもお客様にとって一番大きなメリットは、葺き替え工事と比べて費用を抑えることができる点です。
カバー工法は既存屋根の上に新しく屋根材を被せる工法になるので、既存屋根の解体・撤去費用が発生せず、さらに廃材の処分費用も不要です。
さらに、屋根の断熱性・防音性・防水性が高まる、工事期間が短くて済むなど、嬉しいメリットがあります。
タディスホワイト
余談ですが、こちらが今回使用させて頂いた「田島ルーフィングのタディスホワイト」です。
改質アスファルトルーフィングと呼ばれており、アスファルト素材の他に合成ゴムや合成樹脂が加えれたルーフィングです。
耐久性が高く、伸び曲げに強いという特徴を持っています。
その中でも特にオススメしているのが、タディスホワイトならではの表面にアスファルト層が無いため表面温度の上昇を抑制する効果です。
通常の改質アスファルトルーフィングは熱に弱く、夏場などでは作業中に溶けることで屋根材についてしまう恐れがありますが、
こちらのルーフィングでは、表面温度が上昇しにくいため、作業環境を向上させることが可能です。
完工
このように、屋根工事の各工法のメリットだけでなくデメリットもしっかり把握しておくことで、より正しい工法を選択することができ、失敗しない屋根修理・屋根リフォームを行うことができるようになるでしょう。
山口板金では、しっかりと現地調査・屋根診断を行い、お客様のご要望に沿った最適な工事プランをご提案させていただきます。
また、提案するプランについて、なぜこの工法が良いのか?違う工法を選んだ場合にどういうデメリットがあるのか?なども丁寧にご説明させていただきます。
京都でカバー工法、各種屋根修理・屋根リフォームをご検討中の方は、ぜひ山口板金にお任せください!
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現場住所 | 京都市北区 |
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施工内容 | カバー工法 |
施工箇所詳細 | 屋根 |
施工期間 | 4日 |
使用屋根材1 | スーパーガルテクト<アイジー工業> |
工事金額 | 100万円 |