右京区嵯峨にてカラーベストからスーパーガルテクトへの屋根カバー工法
2021/07/22
先日、右京区嵯峨にて屋根カバー工法を行いました。
カラーベスト葺きの上からスーパーガルテクトを被せる工事となります。
本日はそちらの現場の様子をお送りいたします。
まずは施工前の様子です。
既存屋根であるカラーベストは、褪色やコケ・カビの発生、そして破損が起こっていました。
カラーベストとは、屋根材メーカーであるケイミューが販売しているスレート屋根材の商品名です。
本来はスレートと呼ばれるのが正しいのですが、カラーベストは日本全国で多く普及している屋根材ですので、商品名が屋根材の名称として呼ばれているのです。
カラーベストは軽量なため住宅への負担が少なく、屋根材の中では価格が安価というお客様にとって嬉しいメリットがたくさんあります。
しかし同時に、表面の塗装が経年劣化しやすいため、定期的にメンテナンスする必要をしてあげる必要があります。
つまり初期コストは安価に抑えられるものの、定期的にメンテナンスコストがかかってくるというデメリットがあるのです。
今回はそういった点を考慮して、カラーベストより高耐久なスーパーガルテクトでカバー工法を行います。
スーパーガルテクトはエスジーエル鋼板を素材としてできており、エスジーエル鋼板は従来のガルバリウム鋼板にマグネシウムを加え、ガルバリウム鋼板と比べ、3倍超の耐久性が認められています。
また、高耐久・高耐熱でありながら非常に軽量で、カバー工法の施工にも適しています。
まさに次世代の金属屋根と呼べるのがスーパーガルテクトなのです。
今回はカバー工法のため、既存屋根はそのまま屋根下地として利用するので、既存屋根の上から新たにルーフィングを敷いていきます。
今回使用したルーフィングはゴムアスファルトルーフィングと呼ばれるものです。
改質アスファルトルーフィング、改質ゴムアスファルトルーフィング、もしくはゴムアスと略して呼ばれることもありますが、すべて同じものを指します。
通常、新築時などは特に指定が無い場合、使用されるのはアスファルトルーフィングです。
アスファルトルーフィングは耐用年数があまり長くなく、グレードとしては比較的低いものになります。
一方ゴムアスファルトルーフィングは、アスファルトに改質ゴムアスファルトという成分を使ったものになり、耐久性は20年以上と長寿命になります。
ルーフィングを敷き終えれば、新たな屋根となるスーパーガルテクトを葺いていきます。
今回はスーパーガルテクトの「シェイドチャコール」というカラーをお選びいただきました。
「シェイドチャコール」以外にもシェイドブルー、シェイドブラウン、シェイドモスグリーンなどカラーバリエーションが豊富なのもこの屋根材の良い点です。
ただ何も考えずカバー工法をするだけではお客様のお悩みは根本的に解決することができません。
山口板金ではお客様のご要望をしっかりと伺い、コストはもちろん工事後のライフプランも考慮して、長く快適にお過ごしいただける最適なプラン、屋根材を提案させていただきます。
京都でのカバー工法、そして屋根修理・屋根メンテナンスは山口板金にお任せください!