京都市左京区にて瓦からROOGAの葺き替え工事
2021/03/02
先日京都市左京区にて、カラーベスト撤去からROOGA鉄平葺の新設工事を行いました。
また、同時に雨樋交換も行なっております。
まずは施工前、既存のカラーベスト葺の様子です。
目立った破損はありませんでしたが色褪せと細かなヒビが数カ所入っていました。
屋根は直にじっくりと見ることが少ないので、下から見て「大丈夫そうだな」と思っていても、間近で見てみると劣化が進んでいたというケースは多いです。
目立つ傷や破損が見当たらなくても、やはり定期的な屋根診断を行なった方が、雨漏りなど後々の大きな被害を防ぐことに繋がります。
こちらが、カラーベスト撤去後の写真になります。
ルーフィングも目立つ破れなどはありませんでしたが、やはり劣化が進んでいます。
カラーベストを撤去し、屋根下地である野地板の上からゴムアスルーフィングを施工しました。
施工の前後で見比べると、既存ルーフィングの劣化の様子がよくお分かりになるのではないでしょうか。
瓦やスレートなど屋根材の下に敷かれているルーフィングシートですが、ここにこだわる方は多くありません。
なぜなら、ルーフィングシートは屋根工事が完成してしまえば仕上がりが見えないので、多くの人にって関心が薄い建材だからです。
これは施主様だけではなく、ハウスメーカーなどの建設会社や設計者にもいえることです。
新築で住宅を建てた時、建設会社が積極的にルーフィングシートについて説明をすることはまずありません。
住宅の供給者からしてみれば、「10年の瑕疵担保責任」がなくなるまでルーフィングシートが機能していればいいといった考えが蔓延しているのが現状です
工事契約と工事費抑制を優先するため、最低限の機能を有したルーフィングシートが好んで使われているのです。
しかし、ルーフィングシートは屋根材と併せて雨から屋根を、そして建物を守ってくれている非常に重要な建材です。
このルーフィングが雨漏りを防いでくれるといっても過言ではありません。
建設会社や設計者がこだわらないので、施主様にとっては「そんな建材を使ってるんだ」という程度の認識しか持たれない箇所ではありますが、屋根のプロからすれば是非ともこだわっていただきたい部分ではあります。
こちらは、ROOGAの棟包みを施工中の写真になります。
屋根材はROOGA、雨樋はPanasonic製へと交換した完工の様子になります
新素材の軽い瓦「ROOGA」は、瓦の重厚感はそのままに、重量を1/2以下に軽量化しています。
しかも、強い衝撃にも割れにくく、軽さと強さと美しさを兼ね備えた屋根材になります。
近年、耐震性の向上を目的として、こういった軽い屋根材への葺き替えが非常に人気・需要共に高まっています。
軽量化のためだけに葺き替え、というのはなかなか難しいとは思いますが、南海トラフ地震はここ30年以内に必ず発生すると言われています。
ここ京都も決して被害が発生しないとは言えません。
屋根リフォームや屋根修理の際には、併せて屋根の軽量化をぜひご検討いただきたいです。
山口板金では、今回の「ROOGA」のように、新しい屋根材の施工にも対応しております。
京都での屋根修理・屋根軽量化工事は、山口板金にお任せください!