京都市伏見区にて屋根修理〈瓦屋根から立平葺への葺き替え工事〉
2021/02/18
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
京都市伏見区にお住まいの方より、家の瓦が古く、はずれてしまっている箇所もあるので修理したいというご相談をいただきました。
現地に伺ったところ築年数が経過して経年劣化しており、瓦自体も古く欠けている箇所も多数ありました。
漆喰の崩れも発生しており、今回しっかり屋根を直したいとのご依頼でした。
瓦の状態から葺き替えをご提案し、お客様の費用を抑えたいというご要望もあり、立平葺きにて施工いたしました。
先日京都市伏見区にて、瓦屋根から立平葺きへの葺き替え工事を行いました。
施工の様子
施工前の様子
まずは施工前の様子です。
特に漆喰が劣化しており、漆喰が完全になくなってしまったことで棟瓦が崩落しているところもありました。
ご自分で応急処置されているところもありますが、このままでは隙間から雨が入り込み雨漏りしてしまいます。
今回は瓦も取り替えますが、本来であれば瓦は非常に耐久年数の長い屋根材です。
しかし、瓦周辺の建材はそういう訳にはいきません。
瓦を固定している漆喰は耐久年数が20年、長くても30年程度で、その期間を過ぎれば今回のように漆喰崩れが起こります。
漆喰が崩れると瓦を固定するものが無くなってしまうので、棟が崩れたり、瓦が地上へ落下する危険性が増してしまいます。
「瓦は寿命の長い屋根だし、うちはまだ大丈夫だろう」と油断せず、瓦屋根であっても定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
▷参考記事:屋根の「漆喰」とは?役割やメンテナンス方法
既存の瓦の撤去
葺き替えのために既存の瓦を撤去します。
長年の瓦の重みで下地がたわんで傷みがあるため、寸三垂木を入れてかさ上げし、不陸調整します。
そして上から構造用合板12ミリを施工します。
路地が狭いので足場が立てられず、梯子で作業しています。
施工後の様子
こちらが完工後、立平葺を施工した様子になります。
立平葺き屋根は金属屋根の1つで、板金(金属板)だけでできています。
見た目が似ている屋根として瓦棒屋根がありますが、こちらは凸部分に垂木と呼ばれる材木を入れて施工します。
立平葺きの場合、屋根の形に合わせてあらかじめ工場で加工した板金を持ってきて、一気に貼り付けて施工します。
あらかじめ加工しているため、施工期間が短く施工費用が安くなるという利点があります。
また、立平葺はガルバリウム鋼板を使用し、非常に軽い素材ですので、屋根全体が軽くなるため耐震性も向上します。
施工担当者より
この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。
お客様からも思っていたよりも安く屋根がきれいになってよかったとお喜びいただけました。
京都は瓦屋根のお家が多く、歴史的経験の美しい街です。
前述のように瓦は丈夫な屋根材ですが、メンテナンスが不要なわけではありません。
漆喰など定期的なメンテナンスを行わないと雨漏りが起こってしまいます。
山口板金では、どんな屋根材でも対応しますが、特にこのような板金屋根の工事を得意としています。
京都を拠点に数多くの屋根工事を施工しているため、狭い路地での施工も邪魔にならないよう工夫して施工いたします。
京都での屋根修理・雨漏り修理は、山口板金にお任せください!
現場住所 | 京都市伏見区 |
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施工内容 | 葺き替え工事 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |