京都市西京区にて築25年スレート屋根を立平葺きにてカバー工法
2024/11/28
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
こちらのお客様は築25年が経過し、築年数的に修理の時期かなと思われて点検のご依頼をいただきました。
ドローンによる点検を行った結果、スレート屋根の塗装がすっかりなくなっており、苔が生えて屋根全体の耐久性が低下していました。
修理を検討する時期や状態と判断し、お客様にもその旨お伝えいたしました。
費用面と機能性のバランスを考慮した2種類の見積もりをご提案。断熱材を持つスーパーガルテクトと、よりコストを抑えた立平葺きの二つの選択肢を提示しました。
最終的には費用面を優先し、コストが抑えられる立平葺きをお選びになられました。
遮熱効果の差や雨音の可能性などのデメリットを丁寧に説明し、ご納得いただいた上でご契約いただきました。
こちらは三回建てで屋根の見た目は重視されていなかったことも立平葺きを選ばれた理由の一つです。お隣との距離が近く、足場を2面のみ設置することで、費用をさらに抑えることができました。
施工内容
施工前の様子
こちらが施工前の築25年のスレート屋根の様子です。
特にこれまで塗装などはされていなかったようで、塗装がすっかりなくなって防水性が低下して苔が全体に生えてきています。
スレートの主な素材はセメント質ですので、表面の塗装が劣化してしまうと、セメントが水を吸収して水分を含み、表面に凹凸があるため苔が生えやすくなります。
苔やカビが生えると根の影響や、そこに水が溜まりやすくなるため屋根材そのものの傷みが進行しやすくなります。
▷参考記事: 屋根に草や苔が生えると雨漏りの危険が!放っておかず早めの対策を
ルーフィング敷設
屋根材の劣化は見られますが、下地まで傷んではいないため屋根の上から新しい屋根を被せるカバー工法を行います。
まずは下葺き材であるルーフィングを敷いていきます。
重ねをしっかりとって軒側から敷設します。
立平葺きの施工
ルーフィングの上から、あらかじめ現場のサイズに合わせて加工したガルバリウム鋼板の屋根材を施工していきます。
事前に加工することで現場での作業がスピーディに進行し、工期も短くなります。
立平葺きは写真のように、棟から軒まで遮るものがないため雨が流れやすく排水性の高い屋根材です。
断熱機能はありませんが、コストを抑えたい方に向いています。
立平葺き施工後
こちらが施工後の様子です。
棟板金を取り付けて完工です。
作業後は周辺を清掃し、ご近所様への配慮も徹底しました。
今回の工事では、お客様のニーズに合った高品質でコストパフォーマンスの高い屋根修理を実現しました。
施工後
こちらが施工後の様子です。
全体の仕上がりを確認し、細部まで丁寧に点検を行い、施工を完了しました。
施工担当者より
この度は屋根工事を山口板金にご依頼いただきまして、誠にありがとうございます。
費用面を重視しつつも、カバー工法により屋根の耐久性が向上しています。
立平葺きは断熱材付きのスーパーガルテクトと比べると断熱性では劣ります。しかしカバー工法で屋根が二重になることで、施工前と比べ、夏場の暑さが大きく変わらないことが予想されます。
しかし断熱材のない分、雨音が気になる可能性がございます。
弊社ではこうして選択肢をご提示した上で、それぞれのメリットやデメリットをしっかりとご説明した上でお客様にお選びいただいております。
板金の加工を事前に行うことで、現場での作業をスムーズに進められました。
工事が早く終わると、ご近所へのご迷惑も最小限に抑えられます。
これからも快適なお住まいを維持できるよう、サポートしてまいりますので、今後のメンテナンスや何かお困りの際にはお気軽にご相談ください。
京都市やその近郊にて屋根修理をご検討の方は、ぜひ山口板金に一度ご相談ください。
屋根の点検も無料で行っていますので、屋根の状態が気になるという方もお気軽にご相談ください。ドローン調査も無料で行っています。
現場住所 | 京都市西京区 |
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施工内容 | カバー工法(立平葺き) |
築年数 | 築25年 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |
施工期間 | 作業は1日、加工は半日 |
使用屋根材1 | ガルバリウム鋼板 |
使用屋根材2 | ルーフィング:エコルーフ |
工事金額 | 30万円( ※足場代抜きの価格) |