京都市南区にて瓦からジンカリウム鋼板への葺き替え工事
2022/10/30
先日、京都市南区にて瓦からジンカリウム鋼板への葺き替え工事を行いました。
こちらが施工前の様子です。
写真をご覧いただくと、瓦自体は割れや欠けといった不具合はありませんが、周囲の漆喰が崩落しているのがおわかりいただけると思います。
「瓦は半永久的な寿命を持つ素材」「瓦屋根はメンテナンスフリー」といった言葉をよく目にしますが、これは半分正解で半分間違いです。
たしかに瓦は非常に長い耐用年数を持った屋根材で、50年以上の寿命を持つとされていますが、それは瓦の話であって瓦屋根のことではありません。
瓦屋根は瓦だけでできているのではなく、屋根下地や瓦を固定する漆喰など様々な建材でできていますが、それらの寿命はおよそ20年程度です。
例えば今回のように瓦自体は問題なくても漆喰の崩落が起こっていれば、瓦を固定するものが無くなるため瓦が地上に落ちてくる危険性もあります。
また、瓦が屋根から落ちてしまえばその箇所は雨水に対して無防備になってしまうため雨漏りが起こる恐れもあります。
瓦屋根だからと油断せず、10〜15年に一度は定期的に屋根の診断・点検をするようにしましょう。
今回は屋根のリフォームということで、瓦からジンカリウム鋼板へと葺き替えを行いました。
当サイトでもガルバリウム鋼板はよく紹介させていただいてますが、ジンカリウム鋼板はもしかするとあまり聞き馴染みの無い素材かもしれません。
ジンカリウム鋼板は石粒付き鋼板とも呼ばれ、基本的にはガルバリウム鋼板と同じ組成の鋼板です。
製造・販売を行う会社によって商品の名称が異なるだけでガルバリウム鋼板と同等の耐久性を持つ板金ですが、表面にジンカリウムと呼ばれる石状の粒が吹き付けられている金属屋根材がジンカリウム鋼板と呼ばれます。
ガルバリウム鋼板同様に非常に軽量な素材なので、今回のような葺き替えはもちろんカバー工法でもよく採用されている屋根材です。
山口板金ではガルバリウム鋼板、ジンカリウム鋼板など、皆様のどのようなご要望にもお応えできるよう各種屋根材を取り揃えております。
京都での葺き替え工事、カバー工法など屋根リフォームは山口板金にお任せください!