京都市西京区にて雨漏り修理〈30年アスベスト含有スレート屋根を立平葺きにてカバー工法〉
2023/09/14
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
こちらの京都市西京区にお住まいのお客様より、ぽつぽつと天井から雨漏りがしているというご相談をいただきました。
現地で屋根の調査を行ったところ、屋根はアスベスト入りのスレート屋根で、全体に経年劣化が見られました。
アスベスト屋根の場合、葺き替えを行うとアスベストの処分費用も余分にかかってきます。
下地には問題がなかったことと、お客様からリーズナブルな価格に抑えたいというご要望がありましたので、カバー工法をご提案いたしました。
屋根材に関してはガルバリウム鋼板の立平葺きにて施工いたしました。
京都市西京区にて雨漏り修理を行った様子をご紹介いたします。
施工の様子
施工前の様子
こちらが施工前の様子です。
スレート屋根を保護している塗料が劣化してほぼ剥がれてしまっている状態です。
アスベストは規制される前は建材に耐久性を高める目的で使用されていたため、アスベスト入りのスレート屋根は基本的に耐久性が高くなっています。
しかしスレート屋根のような塗装が必要な屋根では、経年劣化が進んで表面の塗装が剥がれてしまうと、水から保護する力が低下し、屋根材が水分を吸収するようになります。
すると吸水と乾燥を繰り返して屋根材がダメージを受けて、ひび割れなどが発生します。
下のルーフィングも劣化していると入り込んだ雨水が内部へと達して雨漏りを起こしてしまいます。
【スレート屋根編】雨漏りが起こる原因6つと適切な修理方法を紹介
下地まで傷んでいる場合は葺き替えとなりますが、今回は下地には傷みが見られなかったのでカバー工法を行います。
ルーフィングの施工
既存の屋根材の上からルーフィングを貼っていきます。
下のルーフィングが劣化していても、こうして上からしっかりと隙間なく新しいルーフィングを施工することで、建物を雨から守る力が回復します。
カバー工法では屋根材はもちろんですが、ルーフィングが新しくなるという点が大きなポイントです。
立平葺きの施工
ルーフィングの上から屋根材本体を施工していきます。
今回はガルバリウム鋼板を立平葺きにて施工いたしました。
立平葺きは、長尺の屋根材を横につないでいく葺き方です。水の流れを阻害しない仕上がりとなるため、排水性が高く、緩い勾配でも施工可能です。
施工後の様子
こちらが施工後の様子です。
工事によって期待できる効果
カバー工法を行うことによりルーフィングと屋根材が刷新され無事に雨漏りが止まりました。
また、屋根の防水性や耐久性が全体的に向上しました。
施工担当者より
この度は山口板金にご依頼いただき誠にありがとうございました。
1990年代に製造されたスレート屋根にはアスベストを含んでいる可能性があります。
アスベストを含む屋根は耐久性がありますが、アスベストを処分するには廃棄物処理法において特別管理産業廃棄物として定められており、処分方法などの基準が細かく決められています。
そのため処分費用が高額なり、余分に工事費用にかかってきます。
アスベストはそのままでは人体に影響がないため、下地に問題がない場合は、カバー工法によるリフォームも可能です。
カバー工法は工期も短く、解体費用も抑えることができます。
耐久性があるといっても、1990年ごろに製造されたスレートも30年近く経過すると屋根材そのものの耐用年数が近づき、また下で雨漏りから家を最終的に守るルーフィングの耐用年数が切れている場合もあります。
築30年を経過して一度も屋根のメンテナンスを行っていない場合は、一度点検をご検討ください。
山口板金では屋根の点検や調査は無料で行っています。
京都市での屋根修理や雨漏り修理は山口板金にお任せ下さい。
現場住所 | 京都市西京区 |
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施工内容 | 雨漏り修理〈スレート屋根を立平葺きにてカバー工法〉 |
築年数 | 30年 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |
施工期間 | 2日 |
使用屋根材1 | ガルバリウム鋼板 |
工事金額 | 約35万円 |