京都の古民家に多い屋根トラブルとは?修理・リフォームのポイントを解説|山口板金

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京都の古民家に多い屋根トラブルとは?修理・リフォームのポイントを解説

2025/06/06

京都の町並みを歩くと、歴史ある古民家が今も美しく残り、趣ある風景を形作っています。そんな古民家ですが、長年風雨にさらされることで、特に屋根部分はさまざまなトラブルが起こりやすい場所です。屋根は住まいを守る最前線。見えないからこそ、劣化に気づかず放置され、気づいたときには大きな修理が必要になってしまうケースも少なくありません。

この記事では、京都の古民家に多い屋根トラブルの種類や、修理・リフォーム時の大事なポイント、費用感、信頼できる業者の選び方まで、京都市伏見区を拠点とする職人直営の屋根専門店「山口板金」が徹底解説します。あなたの大切な古民家を守るために、ぜひ参考にしてください。

京都の古民家の屋根の特徴とは?

京都の古民家は、日本建築の伝統美が詰まった建物です。代表的なのは、和瓦葺きの屋根や、昔ながらの茅葺き屋根、板葺き屋根。こうした屋根は見た目に美しいだけでなく、断熱性や通気性、耐久性にも優れており、古くから受け継がれてきました。

しかし一方で、古民家の屋根は構造が重厚で、施工には特殊な知識と技術が求められます。また、京都は梅雨の長雨、台風シーズンの強風、冬の積雪など、屋根にとって過酷な自然環境が揃っています。このため、古民家の屋根は経年劣化に加え、地域特有の自然条件によってもダメージを受けやすいのです。

さらに、近年では建築当時の職人が使用した材料が手に入りにくくなっていたり、伝統技法に対応できる職人が限られていたりすることから、古民家の屋根メンテナンスは現代住宅の屋根よりも一層慎重さが求められます。

京都の古民家に多い屋根トラブルとは?

京都の古民家の屋根に発生しやすいトラブルを具体的に見ていきましょう。

瓦のズレ・割れ・落下

和瓦は耐久性に優れた屋根材ですが、経年劣化や地震、強風によってズレたり割れたりすることがあります。ズレた瓦を放置すると、屋根内部に雨水が入り込み、雨漏りや木部の腐朽につながるため早急な対応が必要です。

棟部分(棟瓦・棟板金)の崩れ

屋根の頂部にある棟は、屋根全体のバランスを支える重要な部分です。棟を固定する漆喰の剥がれや、棟板金の腐食が進むと、棟が崩れてしまうことがあります。棟の不具合は、屋根全体の耐久性を大きく損なうリスクがあります。

雨漏り・雨仕舞いの不具合

屋根の表面だけでなく、防水層(ルーフィング)の劣化や、雨仕舞いの不備も雨漏りの大きな原因です。古民家では当時の工法のまま防水層が劣化しているケースが多く、屋根材表面がきれいでも内部に深刻な問題を抱えている場合があります。

茅葺き屋根の老朽化・腐朽

京都には一部、茅葺き屋根の古民家も残っています。茅葺き屋根は自然素材ゆえに、定期的な葺き替えやメンテナンスが欠かせません。腐朽が進んでいると、見た目以上に屋根全体の機能が低下していることがあります。

雨樋や屋根周辺部の破損

屋根そのものだけでなく、雨樋や笠木といった周辺部の破損も古民家では多く見られます。雨樋が詰まったり外れたりすると、雨水が正しく流れず、外壁や基礎部分にダメージを与えかねません。

古民家の屋根修理・リフォームの重要ポイント

古民家の屋根修理やリフォームでは、いくつか押さえておきたい重要なポイントがあります。

現状の正確な調査・診断が最優先

まずは、屋根の現状を正確に把握することが大切です。表面だけの修理では、根本原因を解決できない場合があります。特に古民家の場合、屋根下地や構造材の劣化、雨仕舞いの不具合など、目に見えない部分の診断が重要です。

修理とリフォームの選択を正しく見極める

部分的な補修で済むのか、屋根全体の葺き替えやカバー工法が必要なのかを見極めるには、専門家の判断が欠かせません。山口板金では現地調査を徹底し、修理・リフォームそれぞれのメリット・デメリットを説明した上で、最適な提案を行っています。

景観を守る素材選び

古民家の修理では、伝統的な景観を損なわない素材選びが求められます。和瓦の再利用や、銅板の補修、伝統的な漆喰の補修など、歴史的価値を尊重した施工が重要です。

耐震・耐風・断熱の向上

現代の技術を取り入れ、古民家の屋根に耐震補強や耐風性向上、断熱材の追加といった改善を行うことも検討しましょう。快適さと安全性を両立させるための工事は、長期的な安心につながります。

古民家屋根修理の費用相場と工期

古民家の屋根修理は、通常の住宅の屋根修理と比べて費用や工期の幅が広いのが特徴です。というのも、古民家は建築年代が古く、屋根の構造や使用されている素材が現代住宅とは異なるためです。また、屋根材の調達が難しかったり、伝統的な施工技法が必要だったりする場合、工事にかかる時間や費用は増える傾向があります。ここでは修理内容ごとに目安を詳しく見ていきましょう。

部分修理の費用目安

部分修理とは、屋根全体ではなく一部分だけの補修を指します。たとえば、次のような場合です。

棟部分(棟瓦や棟板金)の補修

漆喰の剥がれを直したり、棟瓦のズレを直す作業。相場は1箇所あたり数万円から10万円程度。棟全体を直す場合は20万円以上になることも。

瓦の差し替え

割れたり欠けたりした瓦を数枚交換する場合、1枚数千円程度。ただし足場が必要な場合は別途足場代がかかり、全体で10万円前後になることもあります。

雨樋の修理・交換

部分的な修理は5万円程度、全交換は長さや素材によって10万~30万円程度。

部分修理は比較的費用が抑えられますが、注意したいのは「見えている範囲だけを直しても根本解決にならない場合がある」という点です。たとえば瓦の下の防水シート(ルーフィング)が劣化している場合、表面の瓦だけを直しても雨漏りは止まりません。このため部分修理の際も、まずは屋根全体の診断を受けることをおすすめします。

葺き替え・カバー工法の費用目安

屋根全体の修理・リフォームとなると、選ぶ施工方法と材料で費用は大きく変動します。

葺き替え工事

既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材に交換する方法。和瓦での葺き替えは1㎡あたり1.5~2万円、軽量瓦や金属瓦の場合は1㎡あたり1~1.5万円程度が目安です。40~60㎡の屋根で計算すると、材料・施工費・足場費を含め100万~250万円程度になります。特に和瓦の場合、古民家の意匠に合わせるために特注品を使うこともあり、その場合はさらに費用が上がります。

カバー工法(重ね葺き)

既存の屋根の上に新しい屋根材をかぶせる工法で、廃材処分費がかからないため比較的安価です。金属屋根材を用いた場合、1㎡あたり0.8~1.2万円程度が目安で、全体では80万~150万円程度。ただし、古民家の屋根は構造的にカバー工法が適用できないケースもあるため、必ず現地調査が必要です。

また、屋根だけでなく下地補強や耐震補強、断熱材の追加工事を伴うと、さらに数十万~百万円単位で費用が加算されます。

工期の目安

古民家の屋根修理の工期は、工事内容や屋根の状態、天候によって変わります。

部分修理

1日~数日程度。緊急性の高い雨漏り補修であれば即日対応が可能な場合もあります。ただし足場が必要な場合は、設置・撤去日も含めて計画が必要です。

葺き替え工事

平均2~3週間程度。和瓦や特注品を用いる場合、材料の入荷待ちでさらに期間が延びることがあります。工事中は騒音や振動が発生するため、近隣への挨拶も欠かせません。

カバー工法

1~2週間程度。既存屋根の撤去がない分、葺き替え工事より短期間で完了しますが、雨天時は工事が中断されるため、梅雨時や台風シーズンの工期には余裕を見ておく必要があります。

いずれにせよ、余裕を持った計画と工期の相談を事前に業者としっかり行うことが大切です。

火災保険や助成金の活用

古民家の屋根修理費用を抑えるために活用できる制度がいくつかあります。

火災保険

火災保険は火事だけでなく、台風・強風・大雪などの自然災害による屋根被害も補償対象になることがあります。たとえば台風で棟瓦が崩れた、飛来物で瓦が割れたといった場合は、修理費用を火災保険でカバーできる可能性があります。ただし経年劣化が原因の場合は対象外ですので、必ず保険会社や業者に相談して確認しましょう。

古民家保存の補助金・助成金

京都府や市町村によっては、伝統的建造物の保存や景観保全のための補助金制度を用意している場合があります。これらの制度を活用すれば、屋根修理費用の一部負担を軽減できる可能性があります。補助金は事前申請が必要で、工事着工後では受けられないことも多いので、計画段階で早めに調べておくことが重要です。

古民家の屋根修理で失敗しない業者選びのコツ

古民家の屋根修理は、見た目の美しさだけでなく、建物の安全性と価値を維持するために重要な工事です。しかしその一方で、工事の内容は高度な専門性が求められ、業者選びを誤ると後悔につながりかねません。特に古民家特有の工法や材料、地域ごとの気候条件を理解しないままの施工は、思わぬトラブルや追加費用を生む原因になります。

ここでは、古民家の屋根修理で失敗しないために押さえるべき業者選びのポイントを詳しく解説します。

地元密着の業者を選ぶ

京都の古民家は、地域特有の気候と密接な関係があります。たとえば、梅雨や台風での多雨、夏場の強い日差し、冬の積雪といった自然条件を知り尽くしている業者でなければ、適切な提案は難しいものです。

京都を拠点に活動する地元密着業者は、地域の気候や土地柄、昔ながらの建物の特徴を熟知しているため、無駄のない修理計画を立ててくれます。また、何かトラブルが起きた際にも迅速に対応できるため、長期的な付き合いが可能です。

古民家修理の実績を確認する

古民家の屋根修理は、新築住宅の屋根修理とはまったく異なるノウハウが求められます。伝統工法に対応できる技術を持っているか、瓦や茅、板材といった昔ながらの屋根材を扱えるか、古民家特有の下地や構造の補修経験があるか、といった点は必ず確認しましょう。具体的には、過去の施工事例を見せてもらい、古民家のどのような問題にどのような手法で対応したのかを説明してもらうことが重要です。

豊富な実績を持つ業者なら、リスクや注意点についても事前に詳しく教えてくれます。

現地調査と説明が丁寧かどうか

屋根修理の現地調査は、家の状態を見極め、最適な工事内容を決めるうえで欠かせないステップです。現地調査を簡単に済ませたり、目視のみで済ませる業者は要注意。良い業者は、屋根に上って瓦の一枚一枚や下地の状態を確認し、写真や動画で現状を説明してくれます。

また、見積もりの内訳が明確で、どの工事にどれくらいの費用がかかるのか、必要・不要な工事は何かをきちんと説明してくれる業者を選びましょう。不明瞭なまま工事を進めると、後で追加費用が発生するケースもあるため要注意です。

職人直営店のメリット

古民家の修理は、高度な技術を要するため、施工を下請け業者に丸投げする会社も少なくありません。そうした場合、中間マージンが上乗せされ、見積もりが不当に高くなることがあります。

一方、当社のような職人直営店では、打ち合わせから現地調査、施工、アフターフォローまでを自社の職人が一貫して担当します。そのため、無駄な費用がかからず、適正価格で高品質な工事が可能です。また、職人の顔が見えるため、何かあったときも相談しやすく、コミュニケーションがスムーズなのも大きな魅力です。

アフターフォローと保証の有無

古民家の屋根は、工事が終わったらそれで終わり、というわけではありません。工事後しばらくしてから雨漏りや不具合が発生することもあります。そのため、アフターフォロー体制や保証制度が整っているかどうかは、業者選びの大きなポイントです。

工事後の定期点検や、保証期間内の無償対応など、長期的に家を守る姿勢がある業者なら、安心して任せることができます。契約前に「保証内容はどうなっているか」「何かあったときの連絡先はどこか」をしっかり確認しましょう。

まとめ

京都の古民家は、長年の歴史と伝統を抱えたかけがえのない建物です。その美しさを守り、住み続けるためには、屋根の定期的な点検と適切な修理・リフォームが不可欠です。

山口板金では、京都の気候と古民家の特性を熟知した職人が、あなたの大切なお住まいの屋根を丁寧に守ります。まずは現地調査・お見積もりから、お気軽にご相談ください。京都の屋根修理・リフォームなら、山口板金にお任せください。

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