京都市下京区にて和瓦からROOGA雅への葺き替え工事
2021/03/06
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
京都市下京区にお住まいの方より、屋根のリフォームを行いたいというご相談をいただきました。
伝統的な京町家で、今回下屋部分のリフォームをというお話でした。
瓦には劣化・色褪せが見られました。
特に今回は木屋町での工事となり、京都市の景観条例が厳しい地域でもあります。こうした地域では瓦やルーガなど用いる屋根材が決められています。
そのため、瓦のような見た目でありながら軽量で耐久性も兼ね備えた「ROOGA雅」をご提案させていただきました。
また、京都市の耐震補助も活用させていただいております。
先日、京都市下京区にて、和瓦からROOGA雅への葺き替え工事を行いました。
施工の様子
施工前の様子
まずは施工前の様子です。
京町家と相まって、風情があるといえばありますが、やはり少し瓦の劣化・色褪せが気になるところです。
今回はこの風情を変えることなく、新しい瓦へと葺き替えていきます。
既存和瓦捲り
まず、既存の和瓦を捲った後、構造用合板12mmを施工し、ゴムアスルーフィングを施工します。
ROOGAの施工
続いて、「ROOGA雅」を新たに葺いていきます。
ROOGAは、一見私たちに馴染みが深いいつも通りの瓦のように見えます。
しかし、実はROOGAは陶器製品ではありません。
ROOGAの成分名称は「樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦」となっています。
つまり「ROOGA」は、「スレート」と同じセメントを原料にしているのです。
そのため、瓦と比べても非常に軽量、かつ瓦にも劣らない耐久性を兼ね備えた近年非常に人気が高まっている屋根材となります。
簡単に言えば、コロニアルをパワーアップさせた瓦のように見える屋根材」という訳ですね。
今回の葺き替え工事においては、景観条例を遵守しながら耐震性を向上させるという目的にピッタリの屋根材でした。
▷参考サイト:ROOGA(ルーガ)の公式サイト
観光客の方も多い場所のため、邪魔にならないようにはしごをつかってなるべく人通りの少ない時間に手際よく作業を行いました。
施工担当者より
今回のように特に京都では景観条例によって使用する屋根材が決められている地域があります。
そのような場合にも、山口板金ではお客様一人一人のご要望に対し、幅広い知識をもって最適なご提案をさせていただきます。
今回は工事をご依頼いただき誠にありがとうございました。
京都での葺き替え工事・屋根軽量化工事は、山口板金にお任せください!
現場住所 | 京都市下京区 |
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施工内容 | 葺き替え工事 |
施工箇所詳細 | 下屋全体 |
使用屋根材1 | ROOGA雅 |