京都府向日市にてパミール屋根のスーパーガルテクト葺きカバー工法
2022/11/04
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
向日市のお住まいの方から、「棟周りが飛んで行ってしまった。修理を依頼したいので、見積りをとりたい」とのご連絡を弊社ホームページからいただきました。
現地にお伺いして屋根の調査を行ったところ、屋根の棟板金が飛散してなくなってしまっている状態でした。
また屋根材にはパミールが使用されており、全体に屋根材そのものの劣化が見られる状態で屋根リフォームが必要な状態です。
下地に傷みは見られませんでしたので、お客様に状況をご説明した上でカバー工法をご提案いたしました。
金額が見合っていて説明がわかりやすかったとのことで弊社に工事をご依頼をいただきました。
京都府向日市にてパミール屋根のスーパーガルテクト葺きカバー工法を行った様子をご紹介します。
施工内容
施工前の様子
こちらが施工前の様子です。
棟板金が飛散してしまっています。
このまま放置してしまうと、棟板金がなくなっている箇所から雨が入り込み、雨漏りをする恐れもあります。
屋根材が丈夫な状態でしたら棟板金の交換で済む場合もありますが今回屋根材がパミールで、屋根材そのものの劣化が進行していました。
「パミール」は、1996年から2008年にかけて屋根材の大手メーカー「ニチハ」から販売されていた屋根材ですが、現在では販売中止になっています。
パミールは10年程度で屋根材の下側が層状にめくれてくる独特の劣化を示し、また釘が錆びて屋根材が飛散してしまうこともあります。
▷参考記事:パミール屋根の見分け方と対処法について解説
通常、カラーベストは10年程度を目安に屋根塗装を行い、防水性を保つようメンテナンスを行います。
しかし、パミールは状態が悪くメンテナンスのために塗装ができないため、修繕方法が葺き替えかカバー工法のみとなります。
今回は下地である野地板には劣化が見られませんでしたので、カバー工法を行いました。
カバー工法は既存屋根を撤去しない分、工費が安く、また工期も短く屋根リフォームが行えます。
カバー工法後の様子
上から新しいルーフィングを敷き、そして新しい屋根材を施工しました。
使用した屋根材は、「スーパーガルテクト」です。
パミールの発売元であるニチハでは、不具合への対策として、同社の製品であるアスファルトシングル「アルマ」を使用してのカバー工法を薦めています。
ただ、「アルマ」自体もそこまで耐久性が高い屋根材ではないので、せっかくカバー工法を行うのであればメーカー保証が付いた高耐久の金属屋根を使用する方がおすすめです。
スーパーガルテクトはアスファルトシングルよりも軽量で、さらに耐久性も高い上に断熱機能も備わっている、弊社でもおすすめの屋根材です。
工事によって改善された点
今回全体的に劣化していた屋根材をスーパーガルテクトでカバー工法したことで屋根そのものの耐久性が向上し、屋根の寿命も延びました。
もちろん棟も新品になりましたので、雨漏りする心配もございません。
施工担当者より
この度は山口板金にご依頼いただき誠にありがとうございました。
棟の板金は、固定している釘が経年劣化で浮くことによって隙間から水が入り、板金を固定する貫板が腐食して釘が抜けると板金そのものが浮いてきます。
気づかないまま劣化が進むと強風で飛散することがあります。
こうした棟板金の劣化はパミール以外の屋根でも見られます。
築10年前後で発生するため、築10年を過ぎたら一度屋根の点検を受けられることをおすすめいたします。
▷参考記事:屋根の「棟板金」とは?役割や雨漏りの原因・予防策
パミール屋根の劣化は早ければ7年程度で始まります。ご自宅がパミール屋根の方はお早めに点検や補修を受けられることをおすすめいたします。
ご自宅の屋根がパミール屋根の方は、ぜひ山口板金をご用命ください。
京都市でカバー工法などの屋根修理や雨漏り修理をご検討の方は、山口板金にお任せ下さい。
現場住所 | 京都府向日市 |
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施工内容 | カバー工法 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |
使用屋根材1 | スーパーガルテクト |