京都市北区で銅板一文字葺き工事
2021/07/14
先日、京都市北区で銅板一文字葺き工事を行いました。
こちらが施工後の様子になります。
一文字葺きとは銅板屋根における代表的な葺き方です。
平板状の屋根材を屋根水平方向に一直線に葺く工法で、非常に日本的なデザインを持つ葺き方です。
和風家屋の屋根はもちろん神社や仏閣、茶室の屋根など和風建築においては非常に多く用いられている屋根工法です。
水平方向には一直線ですが、縦方向には前段の屋根材の真ん中に次の段の屋根材を葺いていきます。
そのため、仕上がりはレンガを積み重ねた時のようなデザインになります。
一文字葺きは和風建築と相性の良い工法ですが、銅板もまた日本の風土や気候に適し、古くから屋根材として使用されてきた素材です。
神社や仏閣などは緑青の屋根ですが、あの屋根材が銅板です。
一般的な住宅においては使われることはほとんど無くなりましたが、ここ京都ではまだまだ見かけることが多い屋根材です。
銅板は経年変化で味のある緑に変色して趣がある屋根材ですが、他の屋根材と比べて耐候性が低いのが難点です。
見た目に問題が無さそうでも、実は穴が空いていたりということも多いので、他の屋根材よりは小まめに点検を行った方が良いでしょう。
山口板金では銅板屋根の施工にも対応、銅板からガルバリウム鋼板でのカバー工法などにも幅広く対応しております。
京都での銅板屋根の施工、屋根修理は山口板金にお任せください。