京都市西京区にて瓦からスーパーガルテクトへの葺き替え工事
2021/02/10
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
京都市西京区にお住まいの方より、雨漏りかどうかを見てもらいたいとのご依頼をいただきました。
窓枠にしみが5年前からあり、当時ほかの業者に見てもらったら「雨漏りではない」と言われたので放置していたけれども、最近、雨でひどくなってきているので一度点検してほしいとのことでした。
現地調査を行ったところ、屋根の特に棟や漆喰などの傷んだ箇所から屋根の中に雨水が入り込んでおり、それが室内にまで達していました。
台風などで屋根の傷みが進行したものと思われます。
下地まで傷みが見られたためお客様とご相談したところ、瓦から軽い屋根に葺き替えて耐震対策をしたいとのことでしたので、京都の耐震補助の制度を利用して葺き替え工事を行いました。
先日西京区にて、瓦からスーパーガルテクトへの葺き替え工事を行いました。
工事の様子
施工前の様子
今回、屋根瓦から雨漏りがしてるとのことで工事のご依頼を頂戴しました。
現地調査を行ったところ、確かに屋根の中にまで雨水が入り込んでおり、中の木が腐っていたのでその箇所の取り替えも行っています。
まずは施工前の様子です。
瓦は数ある屋根材の中でも、頭ひとつ抜けて耐久性のある素材です。
通常で50年、メンテナンスをしっかりしてあげれば半永久的にもつと言われる瓦ですが、いくら瓦自体が丈夫でもその周囲の建材はそういう訳にはいきません。
写真をご覧いただくとお分かりのように、瓦自体に目立つ破損やヒビ割れなどはありませんが、棟の漆喰が崩れ瓦がズレ落ちてしまってます。
このように瓦周囲の建材、漆喰は15〜20年、瓦の下に敷いてあるルーフィングや野地板は20年程度と、瓦よりはるかに早く耐用年数を迎えます。
そのため、瓦屋根は見た目が綺麗でも定期的なメンテナンス、診断を行えば、意外と多くの不具合が見つかるものです。
既存の屋根と土の撤去
まずは既存の瓦を取り外し、その下に敷いてあった土を撤去していきます。
下地の木材が傷んでたわみができています。
このように瓦の下に土を敷いて瓦を固定する工法を「土葺き(つちぶき・どぶき)」と言い、明治時代~昭和初期まで主流だった屋根の工法です。
下地の増し貼り
下地にも傷みが見られるため下地を上から施工します。寸三垂木を入れて、構造用合板12ミリの屋根下地を張っていきます。
ルーフィングの施工
次に、2次防水の役割を果たすゴムアスルーフィングを敷いていきます。
新規屋根材の施工
最後に、スーパーガルテクト葺のシェイドチャコール色を施工させていただきました。
工事によって改善した点
劣化して雨漏りを起こしていた屋根をスーパーガルテクトに葺き替えたことで雨漏りがおさまりました。
傷んでいた下地の上から新しく下地を施工しているため屋根全体の耐久性が向上しています。
また、スーパーガルテクトは瓦の約1/10の重量なので屋根が軽量化されています。
施工担当者より
この度は山口板金に工事をご依頼いただきありがとうございました。
今回の工事は、京都市の耐震補助の制度を使い工事をさせて頂きました。
耐震補助の制度の詳細は次の通りです。
「簡易耐震改修」
・対象:屋根を軽量化することなど簡易な改修方法で耐震性向上させる改修
・補助金額:改修設計及び改修工事にかかる金額の4/5(最高40万円)もしくは3/4(最高30万円)
※金額は市町村によって異なります。
▷参考サイト:京都府木造住宅耐震改修等事業費補助について
屋根修理や雨漏り修理に関しては、利用できる制度や補助金があるのに、あまり一般の方にはその存在が浸透してないように感じます。
山口板金では、こういった利用できる制度や補助金についてもアドバイスさせていただき、少しでも皆様のご負担を減らした上で屋根修理・雨漏り修理を行っていただけるように努めております。
京都市での屋根修理・雨漏り修理は、山口板金にお任せください!
現場住所 | 京都市西京区 |
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施工内容 | 雨漏り修理(葺き替え工事) |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |
使用屋根材1 | スーパーガルテクト(シェイドチャコール) |