京都市伏見区にて太陽光パネルからの雨漏り修理〈瓦屋根からスーパーガルテクトへの葺き替え〉
2024/06/20
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
伏見区にお住まいの方から、瓦屋根から雨漏りしているというご相談をいただきました。
現地に伺ったところ、もともと太陽光パネルが取り付けてあり、パネルを取り付けるための金具部分から雨漏りを起こしていました。
築40~50年で、下地の防水紙の劣化が想定されることと、お客様もこれを機会に重い屋根を葺き替えてしまいたいとのことでしたので、スーパーガルテクトによる葺き替え工事をご提案いたしました。
施工内容
施工前の様子
こちらが葺き替え前の瓦屋根の様子です。
写真のオレンジの部分が太陽光パネルを取り付ける架台を固定する金具部分です。
太陽光パネルを取り付ける際には、この金具を垂木と野地板に止める必要があり、屋根に穴をあけることになります。そのため施工方法によっては雨漏りのリスクが高まります。
▷参考記事:太陽光パネルだと雨漏りがしやすくなる?その理由と対策を解説
既存瓦の撤去
瓦屋根を葺き替えていきますので、まずは現在の瓦を一枚ずつめくって撤去していきます。
下地にはフェルト紙と呼ばれる、昔に防水用に使われている紙が使用されていました。
劣化してボロボロになってしまっており、防水の機能は果たせていません。
瓦の下の防水シートが最終的に雨漏りを防いでくれますが、耐用年数が瓦ほどは長くなく、短いものだと10年程度のものもあります。
瓦や桟木、土、古い防水紙などもすべて撤去して清掃を行います。
野地板の施工
新しい野地板を上から張って、下地を補強します。
何十年も重い瓦屋根を支えた下地は歪みや傷みが発生しているので、新しい野地板(構造用合板)を貼ることで下地を補強し、水平にします。
ルーフィング施工
野地板の上から新しいルーフィングを施工します。
使用したのは改質アスファルトルーフィングの「カッパ23」です。一般的なアスファルトルーフィングの耐用年数は15~20年程度ですが、改質アスファルトルーフィングは20年以上とされています。
カッパ23は柔軟で破れに強く、釘穴のシール性にも優れています。
スーパーガルテクトの施工
そして新しい屋根材である「スーパーガルテクト」を葺いていきます。
「スーパーガルテクト」は横葺きの金属屋根で、非常に軽量であり、まだ断熱材と一体型の構造によって断熱機能もある屋根材です。
施工後
こちらが施工後の様子です。
施工担当者より
この度は山口板金にご依頼いただき誠にありがとうございました。
太陽光パネルの取り付けには、屋根に穴をあけるというリスクがあります。
最近では穴をあけずに取り付けることが可能です。例えばスーパーガルテクトの場合、専用の金具を使用することで、屋根に穴をあけずに太陽光パネルを取り付けることができます。
また太陽光パネルの重量も増えるため、瓦屋根のように重い屋根の場合、さらに負荷がかかってしまいます。
スーパーガルテクトは瓦屋根の約1/10の重量ですので、瓦屋根から葺き替えることで屋根の軽量化による耐震性が向上し、太陽光パネルを取り付けても屋根全体の重量が抑えられます。
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現場住所 | 京都市伏見区 |
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施工内容 | 屋根葺き替え |
築年数 | 築40~50年 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |
施工期間 | 4日 |
使用屋根材1 | スーパーガルテクト(シェイドチャコール、アイジー工業) |
使用屋根材2 | カッパ23(日新工業株式会社) |
工事金額 | 150万円 |