京都市北区で銅板一文字葺き工事｜山口板金

先日、京都市北区で銅板一文字葺き工事を行いました。
こちらが施工後の様子になります。

数寄屋門の庇部分に銅板一文字葺きを行い、その上に一文字瓦を載せています。

一文字葺きとは、銅板を水平方向に一直線に葺き上げる、日本建築において最も格式高いとされる工法の一つです。
写真をご覧いただくと、屋根材がレンガのように交互に重なり、水平ラインが美しく強調されているのが分かります。神社仏閣や茶室にも用いられるこの工法は、和の佇まいに圧倒的な品格を与えます。

門扉のような小さな面積の屋根ほど、細部の収まりに職人の技術差が現れます。
瓦との接地面から雨水が侵入しないよう、一文字一文字、丁寧に加工して葺き上げました。
見た目の美しさはもちろんのこと、板金施工のプロとして雨漏りさせないための工夫を随所に凝らしています。

担当者より

最近の一般住宅では見かけることが少なくなった銅板屋根ですが、ここ京都では今なお大切に受け継がれている意匠です。

銅板は耐久性が高い一方で、酸性雨などの影響により、目に見えない小さな穴が開くことがあります。「色が変わってきたけれど、メンテナンスは必要？」といったご相談も大歓迎です。

山口板金では銅板屋根の施工にも対応、銅板からガルバリウム鋼板でのカバー工法などにも幅広く対応しております。
京都での銅板屋根の施工、屋根修理は山口板金にお任せください。