長岡京市にて雨漏り修理・屋根修理〈瓦屋根の葺き替え〉
2024/01/19
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
長岡京市のお客様から大雨が降った時に二階の窓のあたりから雨漏りがしているので見てほしいとのご相談をいただきました。
早急に現場に伺い、現地調査を行ったところ、築40年の瓦屋根の棟のズレや傷み、雨漏りや瓦の状態から下地にも傷みが想定されたため、葺き替え工事をご提案いたしました。
お客様もこれを機会に屋根を軽量化したい、なるべく費用は抑えたいとのご希望でしたので、ガルバリウム鋼板による立平葺きにて施工を行いました。
京都府長岡京市にて瓦屋根から葺き替え工事を行った様子をご紹介いたします。
施工内容
瓦屋根の解体・撤去
まずは既存の瓦屋根を解体していきます。
瓦や土、木材に分別して土嚢袋につめて下に下ろしていきます。
瓦や土を取り除き、清掃してきれいな状態にします。
こちらの下地はバラ板という下地材で、築40年より前の屋根で見られます。
杉板を約90mm~120mm程にカットした木材で、写真のように隙間ができるように配置されています。これは通気性を重視したためです。
垂木によるかさ上げ
瓦と土の長年の重みでバラ板にゆがみや変形が出ているため、屋根の下地を水平にかさ上げをして調整します。
垂木を等間隔に施工します。
この垂木の太さは屋根材の重みなどによって変わってきますが、今回上に施工する屋根材はガルバリウム鋼板で軽量な屋根材のため、細い垂木を使用します。
野地板の増し張り
垂木の上から構造用合板を隙間なく張っていきます。
ルーフィング張り
増し張りした野地板の上からアスファルトルーフィング(防水シート)を張っていきます。
雨がもし屋根材の内部に入り込んでもこのルーフィングが雨漏りを防いでくれます。
雨漏りを起こしていたこともあり、通気性に優れた「エコルーフ」を使用しました。
段差のある部分には雨漏りを防ぐためにルーフィングを立ち上げて、雨押え板金の下地木材も施工します。
立平葺きの施工
ルーフィングの上からガルバリウム鋼板にて立平葺きを行います。
立平葺きは、棟から軒先まで水の流れを遮るものがないため、排水性の高い施工方法です。
ガルバリウム鋼板を使用するので軽量であり、また施工費用も安く抑えられます。
段差部分に、雨押え板金を設置します。この板金によって雨が吹き込んで壁伝いに雨が屋根の内部へと入り込むのを防ぎます。
施工後の様子
施工担当者より
この度は山口板金にご依頼いただき誠にありがとうございました。
屋根全体を葺き替えたことで、雨漏りも無事に収まり、屋根全体の軽量化が行えました。
お客様にも予算内でおさまってよかったとお喜びいただけました。
瓦屋根は長持ちする屋根材ですが、築40年を超えてくると雨漏りのリスクが高くなってきます。
これまでメンテナンスされていないと、瓦そのものが特に傷んでなくても、棟部の漆喰や下地に傷みが発生することも多くなってきます。
雨漏りを起こしてしまうと二次被害などの懸念もあり、建物の資産価値も減少してしまいます。
雨漏りが起きる前に屋根の点検やメンテナンスをおすすめいたします。
また40年前に施工された瓦屋根は、土で瓦を固定している土葺きであることもあり、その場合屋根の重量が瓦と土によって非常に増しています。
屋根の重量があると強風には強いですが、建物への負荷が高く、重心が高くなる分地震の際の揺れも大きくなります。
40年以上前の場合は、1981年の新耐震基準を満たしていないケースも考えられます。
屋根の軽量化は耐震化の一つの方法です。
京都で屋根の軽量化や葺き替えをお考えの方は山口板金までご相談ください。
現場住所 | 長岡京市にて |
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施工内容 | 瓦屋根の葺き替え |
築年数 | 約40年 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |
施工期間 | 4日 |
使用屋根材1 | ガルバリウム鋼板 |
工事金額 | 120万円 |