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屋根の豆知識

屋根リフォームの種類と選び方!カバー工法・葺き替え・塗装の違い

2025/09/26

「屋根のリフォーム」と聞いて、どんな工事をイメージされますか?

実は、屋根リフォームには大きく分けて3つの工法があります。

・屋根塗装
・カバー工法(重ね葺き)
・葺き替え工事

それぞれに適した状況や特徴があり、誤った選択をしてしまうと、費用が無駄になったり、雨漏りの再発などのトラブルにつながることも。

この記事では、京都の屋根環境を踏まえながら、屋根リフォームの種類とその選び方について詳しく解説します。

屋根リフォームが必要になる理由とは?

屋根リフォームは、「ただ見た目を整えるための工事」ではありません。住まいを長く快適に保つために欠かせない、大切なメンテナンスの一環です。とくに京都のように気温差や湿度が激しいエリアでは、屋根へのダメージも蓄積しやすく、適切な時期に手を入れることが重要になります。

では、屋根リフォームを行う主な理由とは何なのでしょうか?以下の3つの観点から解説します。

1. 防水性の回復(雨漏り対策)

屋根の最も重要な役割は、言うまでもなく雨風や紫外線から住まいを守ることです。しかし、経年とともに屋根材の防水機能は低下していきます。表面の塗膜が剥がれたり、金属部分にサビが出たり、スレート材が割れたりと、劣化の症状はさまざまです。

こうした劣化を放置すると、雨漏りや内部結露の原因となり、住宅の構造そのものを傷めることにもつながりかねません。

とくに京都では、梅雨や秋の長雨、台風シーズンの集中豪雨など、雨の多い季節が年に何度も訪れます。屋根の劣化に気づかず放置していると、一気に雨水が浸入し、天井や壁の内部が腐食してしまう恐れがあります。雨漏りが発生してからでは修理費用も高額になるため、雨漏りを未然に防ぐ意味でも、屋根リフォームは非常に重要です。

2. 外観の美観維持

屋根は外からもっとも目立つ部分であり、住宅の印象を大きく左右します。とくに近年はドローンや高所カメラによる屋根点検の映像などを見て、「こんなに色あせていたのか」と驚かれる方も増えています。

屋根が色あせたりコケが生えていたりすると、築年数以上に古びた印象を与えてしまいます。とくに外壁がきれいにリフォームされているのに、屋根だけが傷んでいると、全体のバランスが崩れ、資産価値にも悪影響を及ぼしかねません。

逆に、屋根リフォームによって外観を美しく整えれば、住宅全体の見た目が一新され、満足度も向上します。美観と機能性の両面で効果があるのが屋根リフォームの大きな魅力です。

3. 建物寿命の延命

屋根の劣化を放置してしまうと、雨漏りや湿気によって構造材(野地板や垂木など)が腐食・カビの被害を受け、建物の寿命を大幅に縮めるリスクがあります。

定期的な屋根リフォームを行うことで、建物の構造を良好な状態に保ち、結果的に住宅そのものを長持ちさせることができるのです。

これは、塗装・カバー工法・葺き替えといった工法にかかわらず、「適切なタイミングで適切な処置をする」ことが何より重要であることを意味します。

京都の気候が屋根に与える影響

京都は、盆地特有の気候により、夏は高温多湿、冬は底冷えするような寒さが特徴です。さらに、年間を通して台風やゲリラ豪雨などの突発的な自然災害も少なくありません。

このような環境下では、屋根材の劣化スピードも早まります。たとえば、

・夏場の強烈な紫外線により塗膜が分解される
・冬場の凍結と融解の繰り返しで瓦やスレートにひび割れが生じる
・台風時の飛来物や強風による板金の剥がれ

など、屋根にはさまざまなストレスがかかっています。

そのため、築10年を超えた段階で一度プロによる点検を受けることが推奨されており、場合によっては塗装だけでなく「カバー工法」や「葺き替え」といったリフォームが必要になることもあります。

屋根塗装の特徴とメリット・デメリット

屋根塗装とは?

屋根塗装は、屋根材の表面に新たな塗料を塗布することで、防水性・耐候性・遮熱性などの機能を回復・強化するリフォーム工事です。主に**スレート(コロニアル・カラーベスト)や金属屋根(ガルバリウム鋼板など)**が対象となります。

屋根材そのものを交換するわけではなく、既存の屋根を活かして塗膜だけを更新する工法であるため、屋根リフォームの中では最も手軽で費用を抑えやすい方法として広く行われています。

屋根塗装のメリット

費用が比較的安価

屋根の面積や使用する塗料の種類によって前後しますが、塗装は葺き替えやカバー工法に比べて大幅にコストを抑えられるのが最大のメリットです。

工期が短く、生活への影響が少ない(4〜7日程度)

既存の屋根材を撤去する必要がないため、施工期間も短く、騒音や振動も少ないため、日常生活に支障をきたしにくいのが魅力です。

遮熱・断熱効果のある塗料も選べる

近年では「遮熱塗料」「断熱塗料」などの高機能塗料も登場しており、夏の暑さを軽減する効果や冷房費削減への寄与が期待できます。京都のように夏の厳しい暑さがある地域では、塗料選びも重要なポイントとなります。

外観が美しくなる

経年による色あせやコケ・汚れなども塗り替えることでリフレッシュされ、住まいの印象が明るく若返ります。

屋根塗装のデメリット

屋根塗装は、比較的コストを抑えられるメンテナンス方法として人気がありますが、すべての屋根に適しているわけではありません。状況によっては、塗装では対処しきれないケースもあります。ここでは、屋根塗装の代表的なデメリットを3つの観点から解説します。

施工できないケースもある

屋根材が割れていたり、下地となる野地板(のじいた)が腐食している場合、屋根塗装では根本的な修復ができません。そのまま塗装しても、数年以内に再度トラブルが発生するリスクが高くなります。

このような場合は、カバー工法や葺き替えといった、より大規模なリフォーム工事が必要です。塗装の可否は、専門業者による現地調査を通じて見極めることが重要です。

耐用年数は塗料によって異なる

塗装による耐久性は、使用する塗料の種類に大きく左右されます。

・ウレタン塗料:5〜7年
・シリコン塗料:7〜10年
・フッ素塗料・無機塗料:15年程度

高耐久の塗料を選べばその分長持ちしますが、初期費用も高くなります。コストと耐久性のバランスを見極めた塗料選びが大切です。

屋根塗装が適しているケースとは?

屋根塗装は、以下のような条件が揃っている場合におすすめです。

・築10〜15年程度で、雨漏りなどの深刻な不具合がない
・屋根材に大きな割れや欠けがなく、比較的健全な状態
・コケ・色あせ・汚れなどが気になるなど、見た目をきれいにしたい
・費用を抑えつつ、遮熱・防水性能を一定程度回復させたい

逆に、屋根材の劣化が激しい・下地まで傷んでいる・雨漏りが発生しているといった場合は、塗装では対応しきれないため、次に紹介する「カバー工法」や「葺き替え」を検討すべきです。

カバー工法(重ね葺き)の特徴とメリット・デメリット

カバー工法とは?

カバー工法(重ね葺き)は、既存の屋根材を撤去せず、その上に新しい金属製の屋根材をかぶせるリフォーム工事です。古い屋根を解体する必要がないため、廃材処分費や解体費が抑えられ、工期も短縮できるという大きなメリットがあります。

一般的には、劣化したスレート屋根(コロニアル)に対して行われるケースが多く、ガルバリウム鋼板などの軽量金属屋根材を使用して施工されます。

「雨漏りを何とかしたいが、屋根を全部交換するのは高額すぎる」という方にとって、コスト・性能・見た目をバランスよく改善できる工法として注目されています。

カバー工法のメリット

葺き替え工事に比べて費用を抑えられる

カバー工法は、既存の屋根を撤去せずに上から新しい屋根材を施工するため、解体作業や廃材処分にかかる費用が不要です。

そのぶん、屋根材のグレードを上げたり、施工費用を抑えたりと、コストパフォーマンスの高いリフォームが可能になります。

葺き替えと比較して、全体の工事費が2〜4割ほど安くなるケースもあります。

廃材が少なく、環境にも配慮できる

既存の屋根をそのまま活かすため、廃材の量が大幅に削減でき、環境負荷が少ない点も特長です。

また、撤去作業を行わないことで、粉じんや騒音などがほとんど発生せず、近隣への影響も最小限に抑えられます。

遮音性・断熱性の向上が期待できる

屋根が二重構造になることで、雨音が軽減されたり、断熱性能が高まるといった副次的な効果も得られます。

とくに、夏の暑さや冬の冷え込みが厳しい地域では、住環境の快適性を高めるリフォーム方法として有効です。

外観が一新され、美しい屋根に仕上がる

カバー工法で使用されるガルバリウム鋼板などの屋根材は、デザインやカラーのバリエーションが豊富です。

住宅の雰囲気に合わせたスタイリッシュな仕上がりが実現できるため、見た目の印象を大きく改善する効果も期待できます。

カバー工法のデメリット

屋根が重くなり、建物の耐震性に影響する可能性がある

新たに屋根材を重ねることで、建物全体にかかる重量が増加します。

とくに、築年数の古い木造住宅や耐震性に不安のある建物では注意が必要です。

施工前には、構造の強度や下地の状態をしっかり確認する必要があります。

屋根下地が劣化している場合は適用できない

カバー工法は既存屋根の上に施工するため、下地(野地板など)の傷みが見えにくいという側面があります。

下地に腐食や雨漏りの原因がある場合、カバー工法では根本的な解決にならない可能性があるため、施工前の点検が非常に重要です。

瓦屋根には基本的に適用できない

瓦屋根は重く、形状も複雑であるため、その上に新しい屋根材を重ねることはできません。

瓦屋根のリフォームには、カバー工法ではなく「葺き替え」が推奨されます。

カバー工法が適しているケースとは?

以下のような条件に該当する場合、カバー工法を検討する価値があります。

・築15〜25年程度のスレート屋根で、表面の劣化が進んでいる
・雨漏りが発生しているが、構造や下地に大きな損傷は見られない
・廃材処分費や解体費を節約したい
・耐久性・遮熱性を向上させつつ、コストも抑えたい
・平坦な屋根形状で、金属屋根の施工に適している

屋根の葺き替えの特徴とメリット・デメリット

葺き替えとは?

屋根の葺き替えとは、既存の屋根材および下地(ルーフィング・野地板など)をすべて撤去し、新しい屋根材に交換する大規模なリフォーム工事です。

単に屋根の見た目を新しくするだけでなく、内部構造の劣化も一新できるため、屋根の寿命そのものを延ばすもっとも根本的かつ確実な方法といえます。特に、雨漏りが頻発していたり、長年メンテナンスをしていない住宅においては、葺き替えが最も適切な選択肢となるケースが多いです。

葺き替え工事のメリット

屋根全体が新しくなり、耐久性が格段にアップ

葺き替え工事の最大のメリットは、屋根を構成するすべての部分を新しくできる点にあります。

防水シートや下地材(野地板)まで交換できるため、屋根の構造自体が強化され、耐久性・防水性ともに大幅に向上します。

これにより、雨漏りのリスクを大幅に低減でき、将来的にも安心して暮らせる住まいを実現できます。

築年数が経過している住宅や、屋根の傷みが進んでいるケースには特におすすめです。

屋根材の選択肢が広く、機能やデザインを自由に変更できる

葺き替えでは古い屋根を完全に撤去するため、新しい屋根材を自由に選ぶことができます。

・金属屋根(ガルバリウム鋼板など)
・スレート屋根
・シングル材
・瓦屋根

など、住宅のスタイルや性能ニーズに合わせて選択肢が広がります。

遮熱性・断熱性に優れた屋根材や、イメージチェンジを目的としたデザイン性の高い屋根材にも対応可能です。

普段見えない不具合もまとめて修繕できる

屋根をすべてはがすことで、通常は確認できない箇所の劣化や不具合もチェック・修繕が可能になります。

・雨染みやカビの発生箇所
・野地板の腐食
・断熱材の劣化
・過去の施工不良

こうした隠れた問題を発見し、根本から修復できるのは葺き替え工事ならではの大きなメリットです。

葺き替え工事のデメリット

費用が比較的高額

葺き替えは、屋根材の撤去・処分、下地の補修、新しい屋根材の施工など、作業工程が多く、使用する材料も多いため、費用が高くなる傾向があります。

ただし、20年〜30年先を見据えた長期的なメンテナンス計画としては、費用対効果に優れる工法といえます。

工期が長めで、生活への影響が出ることも

屋根を一から組み直す作業となるため、塗装やカバー工法に比べて工期が長くなる傾向があります。

一般的には、1週間から2週間程度の工期が必要です。

工事期間中は足場の設置や、天候に応じた雨養生なども必要になるため、生活への影響が出る可能性も考慮する必要があります。

廃材が多く、処分費用が発生する

葺き替えでは、既存の屋根材や下地材をすべて撤去するため、廃材の量が多くなり、産業廃棄物としての処分費用が発生します。

特に、アスベストを含んだ古いスレート屋根などの場合は、処分に専門的な対応が必要になることもあるため注意が必要です。

葺き替えが適しているケースとは?

次のような状況では、屋根塗装やカバー工法では不十分であり、葺き替えが最も適した選択とされます。

・築20〜30年以上で、これまでに一度も屋根の本格的なメンテナンスをしていない
・雨漏りがたびたび発生し、部分修理では改善されない
・屋根材が割れ・浮き・剥がれなどで広範囲に劣化している
・前回の施工が不十分で、ルーフィングや下地材まで損傷している
・アスベスト含有の古いスレート屋根を安心・安全な屋根材に変更したい

どの工法を選ぶべき?判断基準まとめ

判断ポイント 塗装 カバー工法 葺き替え
費用を抑えたい ◎(最安) △(高額)
工期を短くしたい
屋根の劣化が軽度 ×
屋根材が大きく破損 × ◎(ベスト)
雨漏りがある ×(要注意) ○(初期段階)
デザインを一新したい

屋根リフォームを成功させるための3つのチェックポイント

1. まずは屋根点検を依頼する

どの工法が適しているかは、屋根の状態をプロが目視・調査することで判断できます。

山口板金では、ドローン点検・目視調査・雨漏り診断などを無料で実施しています。

2. 適切な材料・塗料を選ぶ

耐用年数や機能は、使用する塗料・屋根材によって大きく変わります。

遮熱塗料・フッ素系塗料・ガルバリウム鋼板・石粒付き金属屋根など、京都の気候に合った材料を選ぶことが重要です。

3. 経験豊富な業者に依頼する

屋根工事は専門性が高いため、施工実績が多く、国家資格(建築板金技能士など)を持つ業者を選びましょう。

山口板金では、1級建築板金技能士の職人が施工を担当。見えない部分まで丁寧に仕上げることにこだわっています。

京都で屋根リフォームを検討している方へ

京都は、夏の強い日差しと高温多湿、冬の冷え込みや霜、さらには台風シーズンの暴風雨と、屋根にとって過酷な環境が揃っています。

だからこそ、屋根リフォームをする際は以下のような観点で検討することが重要です。

・今の屋根材に合ったリフォーム工法か?
・費用と耐用年数のバランスは取れているか?
・見た目のデザインにもこだわりたいか?

山口板金では、こうしたお悩みに完全自社施工と豊富な実績でお応えしています。現地調査からご提案、お見積りまですべて無料で対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

まとめ

屋根リフォームには「塗装」「カバー工法」「葺き替え」の3つがあり、それぞれに明確な適用条件があります。

・軽度の劣化 → 塗装
・表面の劣化・初期の雨漏り → カバー工法
・全体の劣化・構造補修が必要 → 葺き替え

最も重要なのは、ご自宅の屋根が「今どんな状態か」を正確に把握すること。

京都での屋根リフォームは、地域密着の専門業者・山口板金にぜひご相談ください。無料点検と丁寧なご提案で、後悔のないリフォームをサポートいたします。

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