京都市南区にて外壁からの雨漏り修理〈サイディングカバー工法〉
2024/11/28
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
外壁から雨漏りがしているということで弊社にお問い合わせをいただきました。
玄関向かって右面(南面)から雨漏り起こしており、調査の結果、劣化したシーリングが水を吸収してモロモロになっており、サッシ周りから雨水が侵入し、さらに内側に防水シートが施工されていなかったことで内部に直接雨水が伝わって雨漏りを起こしていたことが分かりました。
既存のサイディングがアスベストを含んでおり、張替えを行うとなると、アスベストの処分費用や付帯部の取り外し費用もかかるため工事費用が高額になってしまいます。なるべく費用を抑えたいというご要望に合わせて既存のサイディングを残したまま新しいサイディングを重ね張りするカバー工法をご提案しました。また外壁にはアイジー工業のスタンダードな製品である「伸壁」(金属サイディング)を採用しました。
施工内容
施工前の様子
こちらが雨漏りを起こしていた施工前の外壁サイディングの様子です。
左側の写真は雨漏りが起きていた南面の様子です。サッシ廻りやサイディングのシーリングが劣化してぼろぼろになっていました。
南面は日当たりがいいためシーリングが早く劣化します。
外壁からの雨漏りはこのシーリングの劣化によるものが原因として多く見られます。
▷参考記事: サイディング外壁からの雨漏りの原因と対処方法
施工前の様子
新しい外壁材の取り付けに備え、透湿防水シートを施工し、胴縁を取り付けて通気層を確保します。
透湿防水シートは湿気を逃し、内部の結露を防ぎますが水分は遮断するシートです。
そして胴縁を取り付けることで、サイディングと下地の間に隙間を確保して通気性を高めます。
これにより湿気がこもりにくくなるため建物の寿命を縮めてしまう内部結露を防ぎ、外壁や建物の寿命が向上します。
昔は通気防水シートが張られていない直張り工法も多かったですが、今では外壁通気工法がスタンダードになっています。
伸壁サイディングの取り付け
上から金属サイディングを施工します。
今回はアイジー工業のオーソドックスなサイディングである伸壁サイディングを使用しました。素材は耐食性に優れたガルバリウム鋼板で、ポリイソシアヌレートフォームという断熱材が採用されており、断熱性・防火性にも優れています。
スタンダードな製品を用いることでコストを抑えつつ、シンプルながらも美しい仕上がりを実現しました。
▷公式サイト:伸壁Ⅱ|アイジー工業株式会社
施工後
こちらが施工後の様子です。
施工後にお客様と一緒に仕上がりを確認し、工事内容や今後のメンテナンスについても丁寧にご説明いたしました。
今回の施工により、雨漏りを解消するとともに、耐久性とコストのバランスを兼ね備えた外壁へと改善しました。
施工担当者より
この度は山口板金に工事をご依頼いただきまして誠にありがとうございました。
雨漏りが起きた原因を調査した上で、通気防水シートと胴縁を用いた外壁通気工法を行い、通気性を確保して内部結露や雨漏り発生のリスクを軽減する施工を行いました。雨漏りも無事に解消し、安心してお過ごしいただけるかと存じます。
今後も何か気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。
外壁は意外と雨漏りを起こしやすい場所です。
こちらのようにシーリングの劣化や、窓やサッシ、換気フード、取り合い部などから雨が侵入して雨漏りを起こします。
雨漏りを放置してしまうとどんどん内部で腐食が進行してしまい、シロアリ発生などの被害が起こる可能性が高くなってしまいます。雨漏りを発見されたら早急に雨漏り修理に対応できる業者にご連絡ください。
山口板金では屋根工事だけでなく外壁工事も承っております。
京都市やその近郊にて外壁工事や雨漏り修理をご検討の方は、山口板金に一度ご相談ください。