京都市西京区にて錆びたトタン屋根の捲り替え工事
2021/02/02
先日、京都市西京区にて錆びたトタン屋根の捲り替え工事を行いました。
前回の屋根工事から30年以上が経過してるとのことで、屋根全体に錆びが酷く、穴あきヶ所もありました。
ちなみに、屋根職人は既存の屋根材をおろすことを”捲り(めくり)”と呼んでいます。
まず、施工前の写真とトタン屋根を捲った後の写真になります。
下の野地板に水が入り込んでしまい、腐食や劣化が進んでしまっているのがわかります。
この黒い紙のようなものは、昔のルーフィングになります。
もちろんこの古いルーフィングも綺麗に撤去させて頂きました。
続いて、野地板を施工した後の写真になります。
今回は構造用合板12ミリを使わせて頂いています。
構造用合板とは、合板の中でも構造耐力上主要な部分に用いる目的で作られたものを指します。
用途としては主に木造建築物の壁下地材・床下地材・屋根下地材として用いられることが多いです。
ちなみに構造用合板は、日本農林規格で定められています。
構造用合板を使って耐力壁や耐力床を作ることにより、耐震性・耐風性を飛躍的に高めることができます。
次に、ゴムアスルーフィングの施工中写真になります
屋根は表面の屋根材だけで雨水を防いでいるのではなく、屋根材と合わせてその下に敷いてあるルーフィングで防いでいます。
屋根材だけで防ぎきれなかった雨水、屋根材の隙間から内部へ入り込んだ雨水をルーフィングがしっかり受け止めてくれる訳です。
つまり、屋根材が1次防水、ルーフィングが2次防水になるということです。
最後に施工後写真、立平葺シャンパンゴールド色になります。
立平葺のメリットは費用が安く、施工期間も短い、さらに屋根の傾斜がゆるくても使用できるところです。
しかもガルバリウム鋼板を使用しているので、トタン屋根より長持ちする屋根材になります。
最近では、スレート屋根よりこの立平葺のほうが主流になりつつあります。
京都での立平葺は、ぜひ山口板金にお任せください!